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まとめ読み用記事その5(リオカップ編(サントス戦))

ブログとは古い記事がどんどん下に追いやられていく物なので、長い物語をまとめて一気に読むには
向いていません。それを解消する為に作ったのがこの記事で、この記事の追記には
字数制限限界まで今まで進行した分をまとめて繋ぎ合わせ、一気読みが出来る様にしてあります。
更新される度に追加していくつもりなので、一気に読み返したくなったらご参照下さい。

前記事:まとめ読み用記事その4(リオカップ編(グレミオ戦))



十数分後、着替えを終えたパルメイラスのメンバーは観客席で次の試合の開始を待っていた。

森崎「今日の第三試合はDグループのサントス対バスコ・ダ・ガマだったな?」

トニーニョ「ああ。Dグループではサントスが頭一つ抜けた実力のチームと評価されている」

ネイ「バスコは2番手ってトコロかな。なんとかサントスに対抗出来るレベルではある」

サトルステギ「でもバスコは目立った選手が居ないぜ。逆にサントスはFW、MF、DFに
それぞれ有力選手が居て しっかりとした縦のラインが出来ている。ダ・シルバみたいな
アクシデントが無い限りサントスの勝ちは揺るがないと思うぜ!」

森崎「そんなに大きな声じゃなくても聞こえるっての。サントスの有力選手ってザガロって言う奴
(あの鰻野郎…)とディウセウって言うゴツいDFだろ?MFにスゴい奴なんて居たか?」

サトルステギ「ああ居るよ。ホラ、俺がコリンチャンスから移籍して来た時話しただろ?
リベリオもサントスに移籍したって」

ネイ「ん?…ああ、そう言えば言ってたな、そんな事」

トニーニョ「リベリオか…大してマークしていなかったが、どの程度の選手かな」

サントスの戦力批評をしている間に丁度良く暇が潰れ、両チームの選手達がキックオフの為に
入場してくる。 観客の歓声が降り注ぐ中森崎はサントスの顔ぶれをチェックし頭の中の写真と
遠距離からの視覚情報を 照らし合わせていた。遠目からも目立つ獰猛な顔つきのザガロと
場違いな程に際立つピンク髪のディウセウは すぐに見分ける事が出来たが、
サトルステギが言っていたリベリオが中々みつからない。

森崎「おい…どいつだ、リベリオって?顔が思い出せないんだが」

サトルステギ「ほら、あの8番の目立たない奴。何処にでも居そう過ぎて印象に残らなさそうな奴だよ」

ネイ「ん~?…あ、あの気がついたら居なくなっていそうなあの黒髪の奴か!地味っ!」

トニーニョ「ネイ、それは流石に失礼だぞ…(俺も背番号でしか見分けがつかなかったが)」

サトルステギが指摘した通りリベリオは本当に目立たない事が逆に特徴になりそうな
外見の持ち主だった。 長くも短くも無い黒髪に南米ではありふれた浅黒い肌、
平均的な身長に体格。顔立ちも色以外の描写に 困りそうな程ごくごく普通。
ジョゼ・パウロ・リベリオは本当に”何処にでも居そう”な男である。

彼とは対照的にこれでもかと印象に残りやすいディウセウがセンターサークルで
コイントスを行い、ボールを勝ち取った。

ディウセウ「おっ、ラッキー!へへー、こっちからのキックオフだぞザガロ!」

ザガロ「どうでも良い事だ。どうせ俺たちが勝つ事には変わらねえ」

ディウセウ「そうこなくっちゃな。そんじゃ任せた!早速一点頼むわ!」

ザガロ「わざわざ言う必要は無い。後ろで大人しくしてろ!」

ピィイイイイイイイイイイイイイ!!

放送「大変長らくお待たせしました、本日の第三試合目、サントス対バスコ・ダ・ガマがただいまキックオフ!」

翼「順当に行けば、奴らとは準決勝で当たりそうだね」

ストラット「ザガロもそうだが、ディウセウは更に要注意だな」

カルロス「さて…どんな力を見せてくれるのやら」

ザガロ「クヒヒヒヒ…!」

ギンッ!

リベリオがキックオフしたボールを受け取った瞬間、ザガロの目が野性的な光を放った…!

ドドドドドドドッ!

観客「おおっ!いきなりザガロの突進だ!」「そうでなくちゃ”キラー”じゃないぜ!そのまま突っ込めーっ!」

森崎「(やっぱり日向の同類か…)」

ザガロ「クククッ!」

バババッ!
ヒュンッ!

放送「ザガロくん素早いシザーズフェイント!まずは二人抜いたァ!」

森崎「えっ?テクニックもあるのか?」

ザガロ「どけぇっ!どかんと死ぬぞ!」

ドガアッ!ドガアッ!

バスコ・ダ・ガマメンバー『うぎゃああああ!』

森崎「今度は強引なドリブルかよ…力と技両方ありってか」

日向と酷似したプレイスタイルかと思いきや、基本的な技術もしっかりしているザガロ。
森崎が認識を改めている間にも彼は中央突破を難無くこなし、あっと言う間にバイタルエリアまで接近した。

放送「ザガロくんいきなり切り込んだ!後少しでシュートが撃てるぞ!これは不味いバスコ・ダ・ガマ!」

ディウセウ「へへー、頼もしいな」

バスコ・ダ・ガマメンバー「くそおっ!なんとかして止めろ!」「この際ファウルでもかまわん!」

ザガロ「俺相手にファウル狙い?上等だァ!」

ダカダカダカッ!
ドガガガァッ!!

バスコ・ダ・ガマメンバー『うげえええっ!?』

バスコ・ダ・ガマの半ばヤケクソなディフェンスもザガロは強引なドリブルで吹き飛ばし、
その勢いのまま大きく足を振りかぶる。強烈なシュートの予感に誰かが唾を飲み込んだその瞬間。

ピィイイイッ!

審判の笛が鳴り響いた。

ザガロ「は?」

ディウセウ「ありゃあ?」

審判「サントス10番、プッシング!」



放送「おっと…これはザガロくんが先ほどのドリブルで手で相手を押しのけたと反則を取られた模様です」

カルロス「む…誤審か?」

サンタマリア「今のはむしろバスコのオブストラクションだったと思うが…見分けにくい所だな」

ジェトーリオ「まあどうでもいいんじゃない?ザガロの突進を止められなかったのは変わりなかったんだし」

カルロス「だが何か様子がおかしいぞ…」



ザガロ「フザけるな!今のは向こうのオブストラクションだったじゃねーか!」

審判「ムッ…」

ピッ!

ザガロ「………!?てっ、てめェエエエエエエ~~~!!」

ディウセウ「あっ!や、やっべェ!」



放送「おおおおっ!?こ、これはイエローカード!審判に抗議したザガロくんが
イエローカードを貰ってしまった模様!」

ストラット「何やってるんだあのバカは?」

翼「頭に血が上ると見境無くなるタイプみたいだな」



サントスのエース、マルシオ・パッソス・ザガロは問題児としても有名だった。自己中心的な性格で
プレイスタイルもワンマンストライカー。起こした不祥事や貰ったカードの枚数も半端な数ではない。

                        バギイッ!!

そして今、彼の問題児伝説に新たな一ページが刻まれた。

審判「ぶべぁあがっ!?」

ドサッ…

ザガロ「あっ…」



カルロス「…おい、俺の目がおかしくなったのか?」

サンタマリア「いや…俺も見たぞ。幻覚じゃない」

ジェトーリオ「審判を…殴ったね…」



ザガロ「(やべえ、またやっちまった!こうなりゃレッドカードを取り出される前にトドメを…)」

ディウセウ「ザガロのアホーッ!!」

ガシッ!バガッ!

ザガロ「ぐぎゃっ!?」

ディウセウ「リオカップ開幕の日の試合に!」バガッ!バガッ!
ザガロ「ぐがあっ!は、離せクソが…!」バガッ!バガッ!
ディウセウ「なーにやってんだよおめえはーっ!!」バガッ!バガッ!
ザガロ「ぐ…は…」グタリ…



カルロス「今度はディウセウか…サントスは何時もこうなのか?」

サンタマリア「少なくともディウセウの対応は慣れた感があるな…」

ジェトーリオ「いやはや、実に見事な連続ヘッドバットですねえ」



ディウセウ「審判さん、ホントごめん!今すぐこのバカ退場させっから!」

審判「あ、ああ…」

後の評論家達は語る。この試合、ザガロがただのレッドカード一枚で済み
追加処分を下されなかったのは ディウセウの功績であると。
ただし、ディウセウの対応に感心したからか恐怖したからかは意見が分かれた。



森崎・ネイ・トニーニョ『……………』

サトルステギ「い、いや~、あったね…ダ・シルバみたいなアクシデント…ハハハ…」



まさかの退場劇で試合開始僅か一分で10人になってしまったサントスはその後当然劣勢を強いられた。
味方の人数が少ない状況で攻めるには個人技に秀でた選手が状況を打開しなくてはならないが、
退場したザガロがまさのその個人技に秀でた選手だったから堪った物ではない。

まだMFのリベリオが居るには居たが、ただでさえ守備に忙殺された状況で
ザガロ程の突破力や得点力は持っていない彼に単独の攻撃まで求めるのは酷過ぎた。

バスコ・ダ・ガマが断然有利になったのは火を見るよりも明らかだった。しかし、得点には至らなかった。

ディウセウが居たからである。

バビントン「当たり前の事だけど、サントスが攻められっぱなしだね」

アマラウ「ああ。だがディウセウの活躍で持ち堪えているぜ」

ディウセウ「いくぞォ!たあーっ!」

ズシャシャシャーッ!!
ドガアッ!

バスコ・ダ・ガマFW「ぐわあーっ!!」

放送「ディウセウくんまたしても見事なタックル!溢れんばかりのパワーが漲るディフェンスで
バスコ・ダ・ガマを寄せ付けません!」

翼「(次藤と早田を足して2で…いや、1.5で割ったと言った所かな。それなりに厄介だ)」

ドトール「だが、このままではサントスは危険だぞ」

レナート「え?ディウセウが守りに徹している内は点を取られそうに無いんじゃないか?」

ドトール「普通ならな。だがこの試合は普通じゃない」

マウリシオ「ディウセウはきっと、前半終了間際にカウンターを仕掛けるつもりでしょうけど…」

ストラット「前半35分か…俺がバスコ・ダ・ガマの選手なら、そろそろ仕掛けるな」



守備第一のサッカーの国、イタリア出身のストラットの予言は見事に的中する。

バスコ・ダ・ガマMF「(こうなったら、多少のケガは覚悟の上で…!)」

ダダダダッ!

放送「バスコまたも攻めます!今度はPA正面からのドリブル突破を挑みました!
しかし当然サントスのキャプテン、ディウセウくんが立ちはだかります!
バスコはこの巨漢スイーパーに今までのチャンスを悉く潰されており、得点の目処が立っていません!」

ディウセウ「(後10分ちょい…それまではオラの力で凌ぐ!)」

ズシャシャシャーッ!!

観客「来たァ!ディウセウのパワータックルだ!」「良いぞー!ぶっとばせーっ!!」

バスコ・ダ・ガマMF「(来た!今だ!)」

スッ…

ディウセウ「!?」

ガシュウウッ!!

バスコ・ダ・ガマMF「ぎゃあああああああっ!!(そ、想像以上にいてェ~ッ!!)」

ドサァッ!

ピィイイイイイイイイイイ!!

ディウセウ「いーーーっ!?そんなのアリかよお!」



放送「おおお~っ!!!ディウセウくん反則を取られた!強力なタックルが
足に行ってしまった模様!これは痛そうだ!」

観客「ちょっと待て!アイツ今わざと足を当てられに行ったぞ?」「何言ってやがる、
今のは正当な判定だ!」 「いーや、俺は見たぞ!今のはバスコのシミュレーションだ!」
「フザけるな!文句を言うならサントスに帰れ!」

ジェトーリオ「うわーっ、なんか暴動でも起きそうだよ。どうせならスタジアムの反対側でやってくれよお」

サンタマリア「不謹慎な事を言うな。しかし…これは多分、本当にワザと当てられに行ったんだろうな」

カルロス「あの当たり方では普通は笛は取られない…が、普通じゃなくなっていたのが
サントスの運の尽きだな」

レネート「ぴ、PK…」

ドトール「やっぱりな…守備に回る時間帯が長すぎたんだ」

アマラウ「あーあ。ザガロが審判の印象を悪くしたツケか」

ジウ「チームに迷惑かけちまって。こりゃダメだわ」

翼・ストラット『(チームに迷惑、か…嫌な事を思い出すな)』



そして…PKは何事も無く決まった。

森崎「あ~あ…サントス、こりゃ負けちまうか?」

トニーニョ「恐らくな。リベリオの攻撃力では足りていなかった」

ネイ「これからバスコが守りに入ったら逆転は不可能に近いな」

サトルステギ「反則って怖いなァ~」



その後試合は大方の予想通り、1点を死守に来たバスコ・ダ・ガマを崩す事が出来ず
サントスの敗北で終わった。

ピッ、ピッ、ピィイイイイイイイイイイイッ!!

放送「試合終了です!1-0でバスコ・ダ・ガマが虎の子の1点を守りきり下馬評を覆す勝利!
サントスはエースの退場とキャプテンのファウルが非常に高くついた格好です!しかも次の試合、
ザガロくんは出られません! 1位突破確実と見られていたサントスが窮地に追い込まれた事で
Dグループの行方は不透明になってきました!」

ディウセウ「(あ~あ。監督はオラにこの試合捨てろってェ言ったけんど…こりゃあヤベェか?)」

カルロス「まさかサントスが敗退すると言う事は無いだろうが…」

サンタマリア「2位突破だと、決勝トーナメントで俺たちのブロックに来るな」

ジェトーリオ「面倒だからこのまんま敗退してってくんないかな~」

翼「2試合続けて見所が少なかったけど…今度は俺たちの番だ。皆、行くぞ」

サンパウロメンバー『おう!!』



サトルステギ「次はサンパウロ対コリンチャンスか。順当に行けばサンパウロだよな~?」

森崎「………」ピクッ

サトルステギの何気ない一言に森崎の肩が動く。それをしっかり見ていたトニーニョは
ワンテンポ置いてから尋ねてきた。

トニーニョ「モリサキ。お前はこの試合、どう見る?」

森崎「…ん?」

>A 「まあ、順当にサンパウロが勝つだろ。普通に」
B 「サンパウロによる虐殺ゲームを期待出来るぜ」
C 「案外サンパウロが負けちゃったりして?」
D 「相手がザコだからなあ。本気出さないんじゃねえの?」
E 「特に何も予想は無いな。実際に見てみないと」



森崎「まあ、順当にサンパウロが勝つだろ。普通に。コリンチャンスって強くないんだろ?」

サトルステギ「そうだよ。俺とリベリオが居た頃は強かったんだけどなァ~」

ネイ「(つまりお前とリベリオ以外はザコって言ってるんだな。実際その通りなんだろうけど)」

トニーニョ「…ふむ。確かにサンパウロの敗北を予感させる要素は無いな」

ネイ「…また退場劇があったりして」

シーン………

ネイ「無いよな?」

サトルステギ「あ、ある訳無いじゃないか~!いくらなんでもそんなワンパターンじゃ
お客さんが飽きちゃうぜ!」

森崎「…あ~、その、なんだ。トニーニョ、サンパウロで前評判の高い奴らって、
翼と、バビントンと、ドトールと、アマラウだっけ?」

トニーニョ「ああ。それと、ストラットと言うイタリア人のストライカーと
マウリシオと言うMFも最近評価が高まっている」

森崎「ふ~ん。そんだけコマが多ければ、やっぱりサンパウロが勝ちそうだな」

森崎の予想はある意味当たり、ある意味外れる事になる。



ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

放送「お聞き下さい、この大歓声!本日の最終カード、サンパウロ対コリンチャンスが
いよいよ始まろうとしているのです! フラメンゴの対抗馬として期待されているサンパウロFC!
コリンチャンスは果たしてこの大物を食いちぎる事が出来るのでしょうか?」

数分後、入場してきた両チームの表情は対照的だった。あからさまに格下として見られている
コリンチャンスはそれを 悔しく思いながらも否定出来ない焦りに顔を引きつらせていたが、
サンパウロの面々は淡々と最後の確認を行っていたのだ。

翼「それじゃ皆、監督の作戦通りに行こう」

ストラット「…ああ」

バビントン「監督らしい全力投球の作戦だよね」

アマラウ「良いんじゃないの?チンタラやるよりは」

ドトール「敢えて手の内を曝け出すのも一つの手だからな」

マウリシオ「へっへっへー、腕がなりますね!」

ピィイイイイイイイイイイイイイ!!

後日、コリンチャンスサポーターの間では”サンパウロの残虐行為”と呼ばれた程の
一方的なゲームが今、始まった。



賀茂「さーて、いよいよ翼のお出ましか…待ちくたびれたなあ」

陽子「どんなゲームメイクを見せてくれるんでしょうか…え?」

放送「さあ翼くんのキックオフからストラットくんにボールが渡り………!?」

キックオフ後きっかり1秒後実況が絶句した。観客の大多数と共に。

グォオオオオオオオオオオオオオオッ!!

                 ストラット「行くぜ メガロゾーンシュート!!」

バッグシャアアアアアアアアアアアアアッ!!!

森崎「!!?」

ゴゴゴゴゴゴォオバギドガグシャボコォオオオオオオオッ!!!
バリィッ!
ドガッ!!

ポーン…コロコロコロコロ…

コリンチャンスメンバー「………!?」「ガッ…グエッ…」
「えっ?えっ?な、なんで倒れているんだよオイ!」「い、痛い…」

ピッ…ピィイイイイイイイイイイイイイイイイ!!

轟音。打撃音。破裂音。ボールが転がる音。コリンチャンスの選手達の呻き声。
これらが順番に響き渡った後、ようやく審判は一回失敗してからゴールの笛を鳴らした。



放送「こ…こ…これは…ストラットくんのファーストキックがそのまま…
かろうじて目に追える程度のスピードのシュートとなり… フィールドのど真ん中を射抜き、
ブロッカーもゴールネットも突き破ったのです!!お、恐るべきシュートが
サンパウロに開始5秒で先制点をもたらしました!!決めたのはストラットくん!
チェザーレ・ストラットくんです!!」

ウォワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!

観客「なんだ今の!?見たか今の!」「見た!ほとんど見えなかったけど見た!」
「信じられん!ワールドカップ予選でも中々見られんぞあれ程のシュートは!」
「誰だあいつは!?チェザーレ・ストラット…あんな奴がサンパウロに居たのか!?」
「ひょっとして、カルロスのミラージュシュート以上なんじゃ…いや、そんなバカな!」

コインブラ「…イマイチだな」

ジェトーリオ「な、なんだようるさいなあもう…あんな事、カルロスだって出来るのに。
出来る…よな?カルロス?」

カルロス「…ああ。やろうと思えば出来る。だが…」

ジェトーリオ「だ、だがって何だよ!?思わせぶりな所で切るなよ!」

カルロス「だが、あのシュート。威力自体は俺のミラージュシュートより上だ」

ジェトーリオ「げえっ…冗談きついぜ」

サンタマリア「これは酷い…対策を練っておかないとな」

ディウセウ「うわっちゃ~。今のはオラでもちっとふせげねーかもしんねーなァ」

ザガロ「…クッ。フザけたパフォーマンスをしやがって!」

サトルステギ「うおーっ!?なんだあれなんだあれ!なんて言うシュートなんだオイ!
聞いてないってば!」

トニーニョ「喚くな!五月蝿い!」

ネイ「お前ら落ち着け!…って俺も人の事言えねーや」

森崎「(…ブルッと来たぜ。こんな感覚を味わわせるシュートに出会ったのは久しぶりだ…
ただただまっすぐ飛ぶだけの シュートだが、威力、スピード共にハンバじゃねえ。
コレを止めるには出し惜しみしていられなさそうだ…)」

陽子「…ハッ。い、今のはメモしておかないと…」

賀茂「しなくていーぞそんなの。どうせ現在進行形でカルロス・サンターナを超える扱いで
報道されてるだろうさ」



ストラット「(見たか…これが俺のメガロゾーンシュートだ。3年前、俺は償い様の無い罪を犯した…
この悪魔の両足で親友を!戦友を!祖国を!家族を!恋人を!自ら破壊したんだ! このシュートには
許されない咎の重みが込められているんだ。誰にも受け止める事など出来る物か!)」



アマラウ「何時もの事だが、あいつはゴールしても全然嬉しそうじゃねーな」

ドトール「俺にはむしろ苦しそうにすら見えるぞ。肉体的な負担からではなさそうだが」

マウリシオ「考え過ぎじゃないですか?自分に酔っている様にも見えるし」

バビントン「いずれにしても…僕たちが安易に踏み込んで良い事じゃないんだろうね…」

敵チームには恐怖を。観客には驚愕を。ライバル達には畏敬を。
そして本人には自虐の黒い炎を。 イタリアの希代のストライカー、
チェザーレ・ストラットの必殺のメガロゾーンシュートは多くの者に様々な物をもたらす。



ピィイイイイイイイ!

放送「衝撃的なオープニングから始まったこの試合ですが、コリンチャンスは
なんとか仕切りなおそうと今キックオフ!」

ストラット「行くぜ!」

コリンチャンスメンバー「うっ…」

バシッ。ポーン。バコッ。

放送「コリンチャンス、パスを回し始めます。まずはセオリー通りの攻め方です」

森崎「っていうか、ストラットを怖がって避けてるだけじゃねえの?」

ネイ「そりゃー奪われたら即一点の奴だからな。ビビるに決まってる」

トニーニョ「とは言え、間違った方法ではない」

コリンチャンスMF「(よしっ、良い位置まで来れた!この辺でドリブルしてリズムを変えるんだ)」

翼「………」

放送「ここでコリンチャンス、ドリブルを開始。それに立ち向かうはサンパウロキャプテン、翼くん!」

賀茂「今度こそ翼のプレイが見られるか?」

陽子「だと良いんですけど…」

コリンチャンスMF「お前が噂の日本人か!よし、勝負だ!」

翼「悪いけど…」

スッ…
ガチィッ!

コリンチャンスMF「うおわっ!?」

バタッ。

翼「君と俺じゃ勝負にならないんだ」

放送「翼くんこれは上手い!両足で挟み込むタックルで確実にボールを奪い取りました!」

賀茂「確実って言うかオーバーキルじゃねえのか?」

陽子「森崎くんに見せ付けているんでしょうか、ひょっとして」

放送「そしてそのままドリブル開始!コリンチャンスの中盤の守りをぶち抜くつもりか!」

コリンチャンスメンバー「この野郎!」「調子に乗るなよ!」

時間が経過した事でストラットへの恐怖心もやや薄れ、逆に闘志を燃やし始めた
コリンチャンスの選手達が突っ込んでくる。翼はそれを冷静に眺めた後…唐突に微笑んだ。



ピタ。

スタスタスタ…

コリンチャンスメンバー「えっ…」「あれ…?」



サトルステギ「歩いてる…?」

トニーニョ「ゆっくりとボールを蹴りながら歩いている…な…」

森崎「(なんだこれは…猛烈に嫌な思い出がある様な)」



ネイ「…ファンタジスタ」



森崎「げぇっ!?何かを思い出すと思ったら、ディアスの非常識な動き方じゃねーかよ!」

トニーニョ「ネイ!モリサキ!何を言っているんだお前たちは!?」

狼狽する森崎。混乱するトニーニョ。彼ら二人の前でネイは彼らしくない表情を浮かべていた。

それは即ち、情景。

ネイ「あいつはファンタジスタだ…俺には分かる…」



放送「なっ…何が起きたのでしょうか?あまりにもゆっくりとドリブルする翼くんを
何故かコリンチャンスは素通りさせました!」

ストラット「(理解できる訳も無いさ。ファンタジスタの発想は)」

コリンチャンスDF「くっそお、何をしやがった!」「そんなノロマなドリブルしてるんじゃねーっ!」

ズザザザーッ!ザザーッ!

翼の非常識な動作への驚きが怒りに取って代わったコリンチャンスの選手達は
今度こそ、と勢い良くタックルを仕掛ける。

ダダッ、ガチッ!バッ!

翼はこれを急加速してから、ボールを両足に挟みつつジャンプし…
いわゆる「クリップジャンプ」を使って難無くかわした。

コリンチャンスメンバー『な…なにィ!?』

カルロス「あいつ、出来る!」

翼「(見ているだろう、森崎。これがパワーアップした俺の…)フライングドライブシュートだ!!」

ロベルト「ほう、もう出すのか翼。張り切っているなァ」

グワアアアアッ!
バッグォオオオオオオオオオオオオオオンッ!!

バヒュウウウウウウウウウウウウウ…

放送「これは…この回転はドライブシュートだ!あーっとしかしこれはコースをミスったか?
ゴール右に逸れているぞ!」

カルロス「いや、ミスキックじゃない!」

コリンチャンスGK「ホッ、助かっ…えっ、えええええ!?」

ギュィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!

翼の新技、フライングドライブシュート。
従来のドライブシュートは縦回転しかかかっていない為、
ゴールの左右の枠を外れてしまった場合ただのミスキックと化す。

バスゥウッ!

これに対しフライングドライブシュートは縦ではなく斜めの回転がかかっている為、
上下だけでなく左右にも曲がる事が可能である。 そのお陰で撃てる位置や狙えるコースが
劇的に広がり、キーパーにとっては一段と厄介な止めにくいシュートとなっている。

ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!



放送「き…決まったァ~~~ッ!!サンパウロ早くも2点目!枠外かと思われたドライブシュートが
なんと下だけでなく 左にも曲がり、理不尽な程の軌道を描いてゴールネットを捉えました!!
なんと言う美技!そしてなんと言う大技! こ、これがサンパウロFCの10番キャプテン、
大空翼の力なのか!?ストラットに続けと言わんばかりの大活躍です!!」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

観客「すっげェ~~~ッ!!なんなんだアレは!?」「俺知ってるぞ!アレは
フライングドライブシュートだ!」 「ロベルト・本郷が現役時代に使っていたアレか!」
「あいつ本当に日本人か?日系人ならまだ分かるが…」

賀茂「ほお~。3年前より遥かに強くなってるじゃねえか」

陽子「うわあ…」

ロベルト「フッ…どうだ凄いだろう、これが翼なんだ(フライングドライブは自力で勝手に習得してたけど)」

森崎「ギギギ…翼の野郎。昔っから何時もそうだ、派手な技ばっかり使って人気集めしやがって!」



あまりにも圧倒的な戦力差。コリンチャンスがそれを理解し、絶望したのは次の失点からだった。

コリンチャンスメンバー「(ダメだ、あの二人にボールが渡ったら…)」
「(こうなったらロングフィードで中盤をスキップだ!)」

バコォンッ!

放送「コリンチャンス、大きく蹴りだした!高く強い球で一気に攻め入るつもりだ!」

ジェトーリオ「ん?これってサンパウロ相手にはマズいんじゃ…」

サンタマリア「ああ。苦し紛れにも程がある下策だ」

アマラウ「やってくると思ったぜ…ここだっ!」

バッ!

コリンチャンスメンバー「な…なにィ!?」「なんだあの高さは!反則じゃないか!」

アマラウ「バケモノ二人を避けたつもりだろうが、ハイボールで俺に勝とうだなんて甘すぎるんだよ!」

放送「たか~いっ!!アマラウくんがあっさりとコリンチャンスのロングフィードを跳ね返しました!
そしてこのルーズボールはリマくんがフォロー…あっ、いやコリンチャンスがすぐさま奪い返しました!」

リマ「わっ!」

コリンチャンスFW「まだだァ!サイドから侵入すれば…!」

ドトール「無理だ」

ズシャシャシャーッ!
ガシイッ!

コリンチャンスFW「えっ…ええっ!?」

森崎「(今のタックル、早田に匹敵する…?いや、それはホメ過ぎか)」

放送「しかしあっと言う間にドトールくんに取り返された!サンパウロが誇る二大DF、
コンドルことアマラウくんとコブラことドトールくんの活躍が光ります!」

ドトール「ぼさっとするなリマ、さあバビントンに渡せ!」

リマ「す、すまん!」

バコッ!

バビントン「よし、ここから反撃開始だ!」

コリンチャンスメンバー「まずい!早めにチェックしろ!」「ツバサやストラットに渡る前にボールを奪うんだ!」

バビントン「少しかわいそうだけど…」

ババババッ!

コリンチャンスメンバー「うっ」「そ、そんなァ」

バビントン「僕もそれなりに強いつもりだよ!」

サトルステギ「さっすがバビントン!地味だけど良いプレイするぜ!」

放送「バビントンくん左サイドを突破していきます!そこから
プラトンくんに渡しました!センタリングが来るか?」

コリンチャンスメンバー「ダメだ、センタリングを上げさせては…!」「死ぬ気でカットしろーっ!」

プラトン「…じゃあ、こっち」

バコォンッ!

コリンチャンスメンバー「なにっ!?」「センタリングじゃ…無い!」

放送「これはマイナスのセンタリング…ではなくサイドチェンジだ!右FWのジウくんがトラップ…
しないでスルー!その後ろのマウリシオくんがボールをトラップしました!」

マウリシオ「へへっ、ごっつぁんです先輩!」

ジウ「うるせー、さっさと決めろ!」

マウリシオ「へいへい。それじゃ…てやあ~っ!!」

グワアッ!
バシュウウウウウウウウッ!!

森崎「ん?…なるほど!」

マウリシオの放ったミドルシュートは一見何の変哲も無いシュートに見えた。

グイィッ…
バサッ。

コリンチャンスGK「…えっ?」

GKの目の前で何の前触れも無く軌道を変化させるまでは。

ピィイイイイイイイイイイイイイイイイ!!



放送「さ、三点目!前半10分にしてサンパウロが3-0と大きくリード!決めたのは
若き逸材として評判が高い マウリシオくん!意表を突いたミドルシュートでコリンチャンスを
惑わし上手くゴールを奪いました!」

マウリシオ「へっへへー、ジョルトシュート大成功♪」

観客「おおおおおおおお!!また必殺シュートだ!」「サンパウロの攻撃力はとんでもないぞ!」

ネイ「あれっ、今のシュート妙なカーブしてなかったか?」

森崎「あれは無回転のシュートだぜ。ボールに全くスピンをかけない事で、
不規則なカーブを起こさせるんだ」

サトルステギ「えっ、今の見ただけでそんな事まで分かっちゃうのか?流石だな~」

森崎「フフン。ちなみにカルロスのミラージュシュートも原理は同じだと見るぜ。
ただ、威力もスピードも変化具合もミラージュシュートの方が圧倒的に上だけど」

トニーニョ「(気圧されては居ないんだな…サンパウロやフラメンゴとの勝負ではモリサキが鍵となるか)」

ディウセウ「しっかし、サンパウロって攻撃のコマが多いなァ~」

ザガロ「フン。てめえで責任取って止めやがれ!」

ディウセウ「おう、任しとけ!おめえこそしっかり得点頼むぜ」



こうして勝てない事が火を見るよりも明らかになったコリンチャンスは
もう全員守備に徹したが、それも焼け石に水だった。

前半27分、翼のドライブパスからストラットが強烈なオーバーヘッドで
コリンチャンスDFを負傷させつつ4点目。

前半44分、バビントンのコーナーキックからアマラウがヘディングを決め5点目。

後半18分、ドリブルで切り込んだ翼がGKと一対一からドライブ回転をかけたループシュートで6点目。

後半34分、バビントンのパスを受け取ったストラットが再びメガロゾーンシュートを放ち
ハットトリックを達成しつつ7点目。

観客は沸きに沸き、サンパウロのサポーターは狂喜乱舞し、コリンチャンスのサポーターは
絶望に怒り狂い、 記者達は慌てふためき、ライバル達は戦慄した
サンパウロ対コリンチャンスの最終スコアは7-0だった。



大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3点 カルロス、ストラット
2点 トニーニョ、翼
1点 サンタマリア、サトルステギ、マウリシオ、アマラウ

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト サンタマリア、バビントン
1アシスト ネイ、リンコン、プラトン、翼



放送「試合…終了!コリンチャンスにとっては拷問にも等しい一方的なゲームがただいま終わりました!
7-0!7-0です!一体誰が予測したでしょうか、ここまでレベルの違いを見せつける試合になるとは!
あのフラメンゴでさえ4-0なのです!大会前からフラメンゴへの対抗馬と評されていたサンパウロですが、
この圧倒的火力を持ってすればむしろ優勝候補筆頭に躍り出たと言って良いでしょう!」

ロベルト「フフフ、全ては俺と翼の力なんだよ…まいったか!」

サンパウロの補欠のBさん「また監督がなんかブツブツ言ってるよ…」

サンパウロの補欠のTさん「ほっとけ。何時もの事だろ」

賀茂「こいつはすげえや。翼と森崎の対戦がますます楽しみになってきたな!」

陽子「ええ…でも、サンパウロとパルメイラスの戦いでもありますよ」

観客「うぉーーーっ!サンパウロ!サンパウロ!サンパウロ!」
「フラメンゴを倒せるのはお前らだけだァーッ!!」

ジェトーリオ「全く、とんでもない強敵が出てきたもんだね~」

サンタマリア「現実問題として、正面から殴り合いをするのは分が悪い」

カルロス「奴ら相手にはしっかりとゲームをコントロールしなくてはな」

ジェトーリオ「嬉しそうだなあ~、カルロス」

サンタマリア「強い奴と戦えそうで嬉しい、ってか?」

カルロス「ああ、奴らとは決勝で戦いたい物だ」

今日の試合が全て終了したので帰路に着き始めるフラメンゴの三人組。
彼らの話題は勿論、驚異的な攻撃力をみせつけたサンパウロについてである。
ジェトーリオとサンタマリアは緊張を隠せない表情だったが、
カルロスは余裕を伺わせる笑顔を保っていた。

コインブラ「フッ、甘いな」

カルロス「えっ?」

アルツール・アンチネス・コインブラが彼らに声をかけてきたのはその時だった。

コインブラ「あの程度の力を脅威と感じている様では先が思いやられるぜ」

ジェトーリオ「はあ…?キミ誰?僕たちがフラメンゴの選手だって知ってるんだよね?」

コインブラ「知っているさ…だがこの大会、お前たちフラメンゴの優勝は無いかもな」

サンタマリア「…何処の誰か分からない奴にそんな事を言われてもどうしようもないんだが」

見ず知らずの相手にいきなり挑発的な言動をぶつけられ、
ジェトーリオは呆れサンタマリアは警戒する。
一方カルロスは黙ったままコインブラをじっと見つめていた。
コインブラはそれら全てを気にせず唇の端を吊り上げた。

コインブラ「お前達ではスーパーストライカーにはなれないんだよ。
ひょっとしたらサンパウロの10番ならなれるかも知れんが…」

サンタマリア「スーパーストライカー?ジャイロの再来になれ、と言う事か?」

ジェトーリオ「うちのカルロスくんは既にそういう風に評価されているんですけどねー」

コインブラ「そうじゃない…いずれ分かるさ。それまで精々頑張るんだな」

ジェトーリオ「あっ、おい!待てよ!」

言いたい事だけ言って立ち去るコインブラ。後には機嫌が悪そうなジェトーリオと
困惑したサンタマリア、 そして顎に手を当てているカルロスが残された。

ジェトーリオ「なんなんだよあいつー!俺は全てを知っていますけど教えませんよーってやな感じーっ!」

サンタマリア「あいつ…何者なんだ?それにスーパーストライカーのくだりは一体…」

カルロス「………」

サンタマリア「カルロス、さっきから黙っているがどうかしたのか?」

カルロス「…俺はあいつを知っている様な気がするんだ」

ジェトーリオ「えーマジ?」

カルロス「ああ。だが、そんな気がするだけで実際には思い出せないんだ」

ジェトーリオ「意味無しっ!」

カルロス「何?君も思い出せそうで思い出せないのか、アーサー?」

サンタマリア・ジェトーリオ『……………』

カルロス「そうか、ううむ気になるな。何か忘れてはいけない事を忘れている気がして
ならないんだが… もどかしいよな、アーサー。せめて名前位聞いておけば良かったな。
また会う事があったら聞いてみよう。 待てよ、俺たち二人が知っているとなると少なくとも
俺と君が出会ってからの出来事だよな。そうなると… ダメだ、範囲が広すぎて絞り込めない。
う~ん…あれ?サンタマリア?ジェトーリオ?何処へ行ったんだ?おーい」



リオカップの第一日目が終わり、観客も選手達も引き上げようとしているここで
今はまだ誰にも気付かれていない一人の少女について一言だけ触れておこう。
具体的には、サラサラなセミロングの金髪をヘッドバンドで纏め上げた見目麗しい白人少女である。

彼女は観客席からフィールドに目に見えてきそうな程熱く濃い視線を投げかけていた。

金髪少女「ミ・ツ・ケ・タ…」



ゾクゾクッ!

ストラット「ううううっ!?」

翼「…?どうしたんだ、ストラット」

ストラット「い、いや、なんでもない…(なんだこの悪寒は!)」



金髪少女「やっとみつけたわよストラット…ウフ、ウフフフフ…」



その夜、ホテルの個室に戻った森崎は有り余った体力を持て余していた。
なにせ今日は彼の出番が 全くと言って良い程無く、ロクに汗もかかなかった位なので
バスの長距離移動の分を足してもまるで疲れていない。 しかも監督から無許可の練習は厳禁と
ボールもスパイクも取り上げられてしまった為自主練すら出来ないのだ。

森崎「あーっ、ヒマだヒマだ!こんなんじゃ眠れやしねえ!
どっか行ってひつまぶし、じゃない、暇つぶしでもするか」

A チームメイトの部屋に行く(追加選択で誰の部屋に行くか選びます)。
B 監督のご機嫌を伺いに行く。
>C 出会いを求めて街に繰り出す。



森崎「よーし、こんな時は街で遊ぶか。何処に行くかな?」

A 途中で見かけた日本料理店にしよう(翼、ザガロなどと遭遇できるかも?)
B ブラジルでは18歳で酒が飲める!バーに行っちゃおう!(陽子、ストラットなどと遭遇できるかも?)
C 定番のシュラスコで長い大会に備えるか(カルロス、ディウセウなどと遭遇できるかも?)
>D ちょっと贅沢して良いレストランに行くか(コインブラ、金髪の少女などと遭遇できるかも?)



森崎「そうだ、公の場に出る機会が出来た時の為にってクラブに押し付けられたロゴ入りの
ワイシャツがあったっけ。せっかくだからリオカップ制覇の前祝と行くか!」

森崎は取らぬ杯の空算用をしつつ余所行きの服に着替えホテルの近くのレストランに行った。
だがそこは森崎の予想に反してノーネクタイで入れる程度のレストランであり、
その為かリオカップ目当ての旅行客でごった返して満席になっていた。

森崎「こりゃあ…座れないかな。店員さん、待ち時間どれ位?」

店員「あ、今なら待ち時間は無しで済みますよ。ただ何分お客様が多いので、
ほかのお客様と同じテーブルについて頂きますが」

森崎「なんだ。まあ一人で食事するよりは良いかな。誰と一緒に座れば良いんだ?」

店員「はい、こちらの方です」

店員が示した先に居たのは…
-----------------------------------------------------------------------------
JOKER→白人のおっさん…ってあんた、オランダ代表キャプテンの!?
ダイヤ→茶髪で茶肌の同い年っぽい男だ。名前教えてくれない…
ハート→金髪の若い女の子だ。中々って所かな。
スペード→ネイ…何してんだお前。しかも女の子二人も連れて…
クラブ→ロベルト・本郷!?うう…気まずい…

同じ釜の飯の仲→  ダイヤ5
ダイヤ→茶髪で茶肌の同い年っぽい男だ。名前教えてくれない…
-----------------------------------------------------------------------------
その青年、コインブラは森崎との同席を二言で了承したが喜んでいる様でもなかった。

森崎「よう、俺は森崎って言うんだ。短い間だがよろしくな」

コインブラ「知っている…パルメイラスの日本人GKだろう?今日の試合は見た」

森崎「ほお~、やっぱり俺って有名人なんだな。それで、お前の名前は?」

コインブラ「名乗る程の者じゃない。Aとでも呼んでくれ」

森崎「こりゃまた安直なニックネームだな…」

Aことコインブラは森崎が拍子抜けする程淡々とした態度を取りさっさと注文を済ませた。
森崎も肩透かしを味わいながらも注文を済ませ、二人の間に沈黙が流れる。

森崎「(む~、無愛想な奴だな。まあ席の都合で同席してるだけだからしょうがないかも
知れないけど、このままむっつり黙り合っているのもなあ…何か話題を振ってみるか?)」

A 「リオカップを見に来てるんだろ?どうだい、感想は?」
>B 「お前もサッカーやってるんだろ?俺には分かるぜ」
C 「なあ、ひょっとして3年前空港で会っていないか?」
D 「さっきのウェイトレス、かわいかったよな~」
E やっぱりいいや。こんな無愛想な奴と話したい事なんてない。



強引にでも会話のきっかけを掴もうとする森崎。対してコインブラは眉一つ動かさなかった。

コインブラ「プロ候補生から見ればそれは一目瞭然だろうな」

森崎「まあな。それで何処のクラブなんだ、お前は?」

コインブラ「クラブ?所属していない。アマチュアだ」

森崎「なんだ、そうなのか。まあプロになりたくてもなれない奴なんていくらでも居るよな」

コインブラ「プロになりたい…ね」

森崎「(なんなんだコイツ。段々ムカついてきたぞ)」

森崎はそっけない返答しか返ってこない事に徐々に腹を立て始めていた。
だがコインブラは気にする様子も無く 運ばれてきたガーリックブレッドに手を伸ばし
黙々と食べ始め、仕方なく森崎もそれに見習う。 しばし険悪な沈黙がテーブルを支配していたが、
パンが切れた頃に今度話しかけてきたのはコインブラだった。

コインブラ「お前はプロになりたいのか?」

森崎「はあ?どういうバカな質問だそりゃ。なりたくなかったらクラブに所属してる訳ねえだろ!」

コインブラ「そうだな。では質問を変えよう、お前は何故サッカーをやっている?」

森崎「なんで…って…」

A 「サッカーが好きだからだよ、当然」
B 「プロの栄光と金が欲しいからだ」
>C 「サッカーで最強になりたいからだ」
D 「そこにサッカーボールがあるから」
E 「別に考えた事も無かったなあ」



森崎「サッカーで最強になりたいからだ」

コインブラ「…最強?」

コインブラの眉がピクリと動いた。

森崎「そうだ。俺はワールドカップで優勝したい。伝説級のプロ選手になりたい。
ありとあらゆるライバル達を蹴散らし 俺様こそがナンバー1だと証明し、最強になりたい。
だから俺はサッカーをやっているんだよ」

迷い無く自らの目的を語る森崎。だがコインブラの目は一層白けた物になっていった。

コインブラ「…そんな事をして何になるんだ?」

森崎「は?」

コインブラ「お前が最強になれたとして、何か得る物があるのか?」

森崎「…何を言っているんだお前は。最強の称号を…そして達成感を得られるに決まっているだろうが!」

コインブラ「…くだらんな」

森崎「なんだと!」

思わずガタッと立ち上がり怒りを露にする森崎だったが、それでもコインブラはマイペースに食事を続けた。

コインブラ「俺は知っているぞ。最強と呼ばれた選手を」

森崎「何が言いたいんだよ!」

コインブラ「だが…あの人は結局惨めな最後を迎えた。褒め称えていた筈の大衆は
彼が勝てなくなると途端に 彼をなじり、罵倒する様になった。彼自身の苦しみと悩みなど
想像する事も無く…な。 そして新たな英雄が現れたら、見向きもしなくなった。
それが最強と呼ばれた選手が得た物だ」

森崎「………?」

コインブラ「食事を不味くする話をしてしまった様だな。後は一人でゆっくり楽しむと良い」

謎めいた言動に森崎の怒りは拡散され、首を捻るだけになってしまった。
その間にコインブラは自分の注文した料理を食べ終え足早に立ち去っていった。

森崎「なんだったんだあいつ…訳の分からん事ばっかり言いやがって」



ちなみにコインブラは自分の代金を置いていかなかった。
森崎がその事に気付くのは数分後、二人分の代金を請求されてからである。

森崎「あんの野郎~!ただの食い逃げ犯じゃねーか、今度出会ったらとっちめてやる!」



波乱万丈な一日で開幕したリオカップだったが、その後の予選試合はドラマに欠けた物となった。

パルメイラスは二戦目、大事を取ってネイを休ませる事にしたものの相手が格下の
パイサンドゥでは負ける要素が無かった。 ネイが復帰する予定の三戦目のフルミネンセも
また弱いチームであり、パルメイラスの一位通過は約束された様な物だった。

当然、森崎の出番は少なくなってしまう。

森崎「全く、これじゃ腕が鈍っちまうぜ…どうせならイメージトレーニングでもして
試合の雰囲気だけでも活用するかな」

*パイサンドゥ戦、フルミネンセ戦はスキップされます。その分キャッチングもしくは
パンチング経験値が2点得られるのでどう振り分けるか選択して下さい。

現在のパンチング経験値・1/10(経験値が溜まってレベルアップすると
鋭いパンチングの発動率が上がります)
現在のキャッチング経験値・1/5(経験値が溜まってレベルアップすると
鋭いキャッチングを習得します)

>A パンチングに2点。
B キャッチングに2点。
C 両方に1点ずつ。



森崎はサンパウロが見せたシュートの嵐を脳内でプレイバックしイメージトレーニングを重ねた。

*森崎パンチング経験値・1→3/10



森崎がヒマをしている頃、パルメイラスの攻撃陣は大忙しだった。正確には、
活躍しようと自主的に動いていた。
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JOKER→なななんと!?新技習得!
ダイヤ→絶好調で大活躍をした!
ハート→期待通りの活躍をした。
スペード→好調とは言えないが最低限の仕事はした。
クラブ→不調?存在感が無かった。

パイサンドゥ戦でのトニーニョの活躍→ クラブ2
パイサンドゥ戦でのサトルステギの活躍→  クラブJ
フルミネンセ戦でのトニーニョの活躍→ クラブ7
フルミネンセ戦でのサトルステギの活躍→ スペード8
フルミネンセ戦でのネイの活躍→  スペードK

スペード→好調とは言えないが最低限の仕事はした。
クラブ→不調?存在感が無かった。
-----------------------------------------------------------------------------
しかし大忙しと言っても点を矢継ぎ早に取っている訳ではなく、
むしろ点を取るのに苦労していたと言っても良い。

パイサンドゥ、フルミネンセ共にグレミオを3-0と圧倒したパルメイラスの攻撃力を警戒しており、
マトモに戦っても勝ち目は薄いと見たのか終始自陣に閉じこもり引き分け狙いに来たのだ。
更に中盤の要のトニーニョにハードなマークをつけ、十分な仕事をさせなかった。

こうなると流石のトニーニョも動きが悪くなり、パイサンドゥ戦では一回きりのドライブシュートが
DFに弾かれただけで終わった。 サトルステギも中々ボールが回ってこなかった為
ダイナマイトヘッドを一発撃っただけで終わったが、幸いその一発が
見事ゴールになった為パルメイラスは1-0と言う不本意なスコアながらも勝利を収めた。

続くフルミネンセ戦でも攻撃陣の不調は続く。トニーニョはそれまでの二戦でネイの分も働いていた為か
一層動きが悪くなっており、この試合で活躍らしい活躍は無かった。一方サトルステギと復帰したネイは
それぞれ2ゴールに1アシストとそれなりの結果を出したので、ますますトニーニョの不調ぶりが
目立ったと言える。 ちなみにこの試合ではオルヘスも1アシストを達成し、最終スコアは2-0だった。

不甲斐ない攻撃陣、特にトニーニョが監督の雷を食らったのは言うまでもない。

エベルトン「バカ野郎!お前のパフォーマンスが悪いと他のチームの士気が
上がるんだぞ、分かってんのか!」

トニーニョ「申し訳ありません…」

トニーニョの支持率:39→38



グループCの一位突破の切符は順当にパルメイラスの物となったが、
二位のチームの選抜はそれなりに混雑が伴った。 ダ・シルバを出場停止で欠いたグレミオは
第二試合のフルミネンセ戦で苦しい試合運びを強いられたが、 メオンの粘り強い守りで相手を
焦らし後半終盤でのカウンターでなんとか一点をもぎ取り1-0で辛勝。
そして第三試合の相手、パイサンドゥからは復帰したダ・シルバが2点奪い2-0で勝利。
パルメイラスへの惨敗を打ち消せる程の戦果ではなかったにしろ、
無事2位で決勝トーナメントへとコマを進めた。

グループAではフラメンゴが3-0、5-0と言う大差でクルゼイロとアトレチコを下し
大方の予想通り余裕綽々と1位通過を決めた。2位争いはどんぐりの背比べと言わざるを得ない
泥仕合が相次いだが、かろうじてクルゼイロがスポルチとアトレチコを引き離し決勝に這い上がった。
この時点でカルロスは8得点、サンタマリアは6アシストと優勝候補の名に恥じない記録を
たたき出していたが 実は彼らを上回る怪物ぶりを発揮するチームがあった。
グループBのサンパウロである。

グループBではサンパウロがボタファゴを5-0、グアラニに至っては8-0と言う虐殺ゲームを
繰り返し今大会攻撃力ナンバー1の称号を欲しいままにした。 特にストラットは9得点で
得点王ランキングでカルロスの一歩先を駆け出し一躍注目の的となっていた。
更に翼も6得点6アシストと言うとてつもない活躍を見せつけ、大会MVPと目され始めていた。
余談だが、”ツバサ・オオゾラは本当に日本人なのか?”と言う問い合わせがサンパウロFC本部に
殺到したらしい。 ちなみにサンパウロに蹂躙された3チームの中では最初にやられた
コリンチャンスが一早く立ち直り二位通過を果たした。

グループDでは滑り出しに躓いたサントスの予選敗退が危ぶまれていたが、二戦目は
リベリオのバナナシュートで得た虎の子の1点を守りきり1-0でブラガンチーノを下した。
続く三戦目では出場停止が解かれたザガロがそれまでの鬱憤を晴らすかの様な4ゴールで
4-0とSCインテルナシナオルを蹴散らし2位の地位を獲得。1位は彼らに勝ったバスコ・ダ・ガマである。

こうして決勝トーナメントに進出した8チームが出揃った。



              ┌──フラメンゴ
        ┌──┤   
        │    │  
        │    └──コリンチャンス
  ┌──┤         
  │    │       
  │    │    ┌──パルメイラス
  │    └──┤    
  │          │  
  │          └──サントス
─┤             
  │             
  │          ┌──サンパウロ
  │          │ 
  │    ┌──┤    
  │    │    └──グレミオ
  |    │       
  └──┤         
        │    ┌──バスコ・ダ・ガマ
        │    │  
        └──┤    
              └──クルゼイロ



大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
9点 ストラット
8点 カルロス
6点 翼
4点 サトルステギ、ザガロ
3点 マウリシオ
2点 トニーニョ、ダ・シルバ、サンタマリア、ジェトーリオ
1点 アマラウ、ジウ

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
6アシスト サンタマリア、翼
4アシスト バビントン
2アシスト ネイ
1アシスト リンコン、プラトン、オルヘス、ジェトーリオ、カルロス、マウリシオ、リベリオ



無事いち早く一位突破に成功したパルメイラスの面々は決勝トーナメント前の休日を生かし、
コンディションを整えつつ更なるレベルアップを図っていた。エベルトン監督もサントス戦の前々日のみ
自主練習の許可を出し、独自の鍛錬を促す。森崎は有り余る体力を幸いにと思う存分
トレーニングを積む事にした。

森崎「待ってましたっての自主練習!さあ、今日は思いっきり体を動かすぜ!」

A 攻撃能力を鍛える(ドリブル・パス・シュートの3つまとめて)
B 守備能力を鍛える(タックル・パスカット・ブロックの3つまとめて)
>C GK能力を鍛える(せりあい・セーブ力の2つまとめて)
D ええい、全部やってやる!(運試し。8つまとめて鍛えられますが各自成長率は半分以下に)

上がり易い:パスカット・ブロック
やや上がり易い:パス・シュート・タックル
普通:ドリブル・せりあい・セーブ力



森崎「やはりここはGKの能力を鍛えるべきだな、うん!」

森崎はGKコーチの助けを借りて練習を始めた。
-----------------------------------------------------------------------------
ダイヤ→能力値+2!
ハート、スペード→能力値+1!
クラブ→効果が無かった。

森崎のせりあい→ ハート9
森崎のセーブ力→  クラブ7

ハート、スペード→能力値+1!
クラブ→効果が無かった。
-----------------------------------------------------------------------------
森崎はGKコーチのアドバイスを受けつつ個人練習に励んだ。その結果ポジショニングの勘は
冴えた気がしたが、 セービングの方はこれと言った成果を実感できなかった。
GKコーチの放つシュートを物足りなく感じるだけだったのだ。

森崎「む~う、既に俺様のセービング技術は高すぎるのかもしれん…
って前にも言った気がするなこのセリフ」

森崎のせりあい:69→70



森崎がGKとして腕を磨いている頃、ネイとトニーニョも一緒に練習していた。
より具体的には予選でパッとしなかったトニーニョをネイが気遣っていると言った所だろうか。

ネイ「いい加減元気出せよ。お前一人が目立って悪かった訳じゃないだろ」

トニーニョ「それはそうだ。だが…」

ネイ「だが…なんだよ。このままじゃキャプテンに返り咲けないってか?」

トニーニョ「………」

ネイ「前から聞きたかったんだよ。お前、キャプテンに戻りたいのか?それとも違うのか?」

トニーニョ「俺は…」
-----------------------------------------------------------------------------
JOKER→「何があっても森崎を全面的に支持する!何があってもだ!」
ダイヤ→「現時点で森崎に不満は無い」
ハート→「チームが分裂するのは避けたい」
スペード→「判断を決めかねている」
クラブ→「チャンスを窺っているんだよ」

トニーニョのココロ→  ハートQ

ハート→「チームが分裂するのは避けたい」
-----------------------------------------------------------------------------
トニーニョ「俺は…チームが分裂するのは避けたい」

ネイ「ふーん?」

トニーニョ「俺にとって重要なのはこのリオカップで名を上げ、ブラジルユース代表に選ばれる事だ。
キャプテンの座自体に拘りは無い。チーム全体が上手く力を発揮出来ていればそれで良いんだ。
森崎がチーム全体を強く出来るキャプテンかどうかは別問題だが、抗争でチーム力を下げては元も子もない」

ネイ「なるほどね。目的はハッキリしている訳だ。つまり現時点で取り立てて
行動を起こす気は無いって事ね?」

トニーニョ「ああ。森崎がキャプテンらしくない行動を取ったら話は別だが…
今はそれよりも己を磨く事が大事だ」

淡々と己の行動理念を語るトニーニョ。ネイは密かに安堵の息を吐いてから、ニカッと笑った。

ネイ「しっかりしているなァ。それじゃ、新技でも開発してみようか」

トニーニョ「お前のあのボレーの事か?そろそろ完成にこぎつけられそうか?」

ネイ「んにゃ、それとは別に…俺とお前で協力して撃つシュートだよ」

トニーニョ「………?」



そして二日後、選手達は再びエスタジオ・ド・マラカナンに集った。決勝の舞台で戦う為に。

ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

放送「皆様お待たせしました!いよいよリオカップの決勝トーナメントが始まります!
本日はフラメンゴVSコリンチャンスとパルメイラスVSサントスの2試合を予定しております!
予選を勝ち上がってきた8つの精鋭軍団の内、勝ってベスト4に勝ち抜ける2チームが今日決まるのです!」

賀茂「精鋭っつっても明らかに強いチームと弱いチームに分かれてるけどなあ」

陽子「サンパウロ、フラメンゴ、パルメイラス、サントス…この4強ですね。
グレミオはあまり期待出来そうにないし」

コインブラ「今日も退屈しそうだな…」



最初の試合、フラメンゴ対コリンチャンスを見る為に所狭しと詰め込まれた観客席。
ここで一つのアクシデントが起きていた。

ディウセウ「およっ!」

森崎「あん?」

偶然にも今日の対戦相手、サントスとパルメイラスの選手達が鉢合わせてしまったのである。

ザガロ「なんだ、パルメイラスの連中じゃねーか。いっちょ前にフラメンゴの偵察か?
ムダになるのにご苦労なこった」

ネイ「おいおい…そんなセリフ、そのまま返されたらおしまいじゃねーか。もうちょっと上手く挑発しろよ」

トニーニョ「よせネイ!売り言葉に買い言葉を返すな!」

ザガロ「くくっ、こりゃあ優秀な保護者がついてるな。パルメイラスの魔術師さんは
良いご主人様をお持ちで…」

ネイ「この野郎…」

ディウセウ「アチャー…」

早速とばかりにザガロが喧嘩を売り、険悪なムードが形成される。
一触即発の空気が監督不在の場に訪れた。

森崎「(やっぱりザガロって日向に似てるな。さて、どうしてくれよう?)」

A 「好きなだけ喧嘩して良いぜネイ。ただし言葉でだけだ」諌める。
B 「弱い犬程良く吠えるってな。後で料理してやるから待ってろ」割って入る。
C 「おい、サントスのキャプテン!しっかり鎖をつけといてくれよ!」ディウセウに呼びかける。
D 「さっきから黙ってるそこの奴、またあいつが出場停止になってもいいのか?」リベリオに話しかける。
>E 「日本の鰻を食った事も無い奴が何を大きな口を…」鰻論争を吹っかける。



森崎「日本の鰻を食った事も無い奴が何を大きな口を…
(どうやら、腐った似非グルメをボコボコに叩きのめす良いチャンスかもな…)」

ズイッ…

そんな効果音が聞こえてきそうな程唐突に前に出た森崎を見、周りの者達が慌てだす。

ザガロ「あん?なんだてめえは」

トニーニョ「お、おいモリサキ何を…」

そして森崎は大きく息を吸い込み、ザガロに指をビシッと向け…言い放った!



          森崎「 こ の ボ ケ ナ ス が ぁ あ あ あ あ あ あ ! ! ! 」



ザガロ「!?!」
トニーニョ「なっ…!」
ネイ「はあ?」

賀茂「ん?なんだなんだ?なんかあっちで…って森崎じゃねえかアレ?」

陽子「も、森崎くん!?」

翼「…何をやっているんだあいつは…」

青天の霹靂が如く轟いた森崎の絶叫は周囲の者のみならず、
観客の少なくない割合の注目を集めた。
そして観客席の一角がギョッと静まり返る中森崎の 暴 走 が始まる。

森崎「お前はわかってない!わかってない!!そもそもブラジルにはニホンウナギが無い!
ヨーロッパウナギは似て非なる物だ!例えお天道様が西から昇る事があろうとも!
絶対絶対これは鰻業界の鉄則だあああぁあああ!!
いいかよく聞けブラジル人、ニホンウナギとヨーロッパウナギの違いは何か。
そう、脂肪分、旨み、そして食感だ。
つまり蒲焼はニホンウナギを使って初めて蒲焼なのだ!それを分類すらせず喜んでいる貴様は通失格!
素人と同じだぁああああ!!貴様を全面的に矯正するっ!歯を食いしばれぇええええええ!!
先日うな重を自作してみせたな。例えばここに一匹のウナギがあったとする。
ウナギと一言に言ってもその調理法は多岐に渡る。それについて貴様に講義する事は
ここリオカップに詰め掛けたサッカーファン達に野球を一から説明するより困難この上極まりない!
だからここでは最もポピュラーな料理法と思われる蒲焼を用いた鰻飯で説明する事とする!
蒲焼の二大流派と言えば何か!答えてみろ!そうだな、背開きにして蒸す関東流と
腹開きにして蒸さずに焼く関西流だろう。
なお九州では背開きで蒸さずに焼くそうだがここではカテゴリー外とする。勿論、白焼きは蒲焼とは別物!
丼に乗せるか重箱に入れるかの違いはあれどカテゴリーは同じ鰻飯だ!
どうだ、これだけでも涎が出てくるだろう!?
ではお前がこれらの内一つが好みであったと仮定しよう!頭に思い描け、時間は3秒!描けたか?
妄想くらい自在に出来ろ、気合が足りんやり直せっ!!ではお前の望む調理を施された蒲焼が
ここにあるぞ、 あると思え、あると信じろ気合を入れろ!返事はオスかサーイエッサーだ!
馬鹿者それでもサッカー選手かっ!!
ようし描けた様だな次に進むぞ。その蒲焼が貴様の馬鹿げた食欲に従い一片たりとも残らず
串だけになったと思うが良い。
だがおいお前よく考えろ!蒲焼だけ先に食べたらもうそりゃ鰻飯じゃないぞっ!?!
最近タレの味だけで飯を食う不届き者が増えているが実に嘆かわしい!
鰻を全部食べたらもうそれは鰻飯ではない、ただの米だ!
タレにしか食欲をそそられない貴様は味・音・痴だ!!
マヨネーズでもしぼってマヨ飯でも食らえ!!ゲットバックヒアー!!!
ちなみに最近の日本料理ブームに従い似非日本料理店が大量に開店しているな。
そんな事も知らんのか愚か者!
日本料理と別の国の料理を組み合わせたオリエンタルレストランなどと言う、
ムーンブルクの王女に破壊の剣を持たせる様な 水と油な組み合わせが出ている様だが、
俺様は断じて認めたりはしないぞっ!!和食は日本の文化だ芸術だ!
外人に日本の和の心など分かりはしない!!貴様聞いているのか、軟弱スルメがぁああああ!!
歯を食いしばれ、貴様は徹底的にしごく!貴様が自分の無知を悔いるまで逃げられないと思ぇえええ!!
はいいぃいい指導指導指導ぉおおっ!!!」


初音「え~、物語の途中ですが…森崎くんがちょっと問題があるかも知れない発言をしていますが、
この物語はあくまでもフィクションであり、実在の人物や団体には関係無い事をご了承下さい」


森崎「ハアッ、ハァッ、ハァッ…」

ネイ「………は?なんだって?」
トニーニョ「…ウナギ?」
サトルステギ「あのビリビリ来る奴がどうかしたのか?」
賀茂「ほーう、良く分かってるじゃねえかあの青二才め」
陽子「私はさっぱり分かりませんけど…」
翼「日本の恥だ…」

森崎が喋り疲れて息を切らすと、ようやく周囲の凍った時間が動き出した。と言っても
大半の者は混乱の渦に取り残されていたが。そして森崎の暴走の直撃を浴びたザガロは…
-----------------------------------------------------------------------------
JOKER→「し、師匠ぉおおおおっ!!」感動の涙を流し始めた!?
ダイヤ→「………」ショックで固まっていた。
ハート→「この野郎…!」激昂して殴りかかろうとした所をディウセウに抑えられた。
スペード、クラブ→「何勘違いしているんだ?ニホンウナギとヨーロッパウナギの違い位知っている!」
速攻魔法発動!イールソウル!

ザガロのターン→  クラブ4

スペード、クラブ→「何勘違いしているんだ?ニホンウナギとヨーロッパウナギの違い位知っている!」
速攻魔法発動!イールソウル!
-----------------------------------------------------------------------------
ザガロ「何勘違いしているんだ?ニホンウナギとヨーロッパウナギの違い位知っている!」

ギィンッ!

森崎「なにィ!?」

ザガロは鋭い眼光を放ち、森崎を気圧してから反撃に出た!

ザガロ「分かっているさ、ヨーロッパウナギは脂肪分が多くその分身の味が淡白になると。
だがそれがなんだと言うのだ!」

森崎「なーにを言っている、本来の味をヨーロッパウナギで出せる筈が…」

ザガロ「本来の味に拘る必要など無いッ!!」

ジャキーンッ!

ザガロ「そもそもウナギはヨーロッパでも立派に食材として扱われてきた!
当然、ここブラジルでもマイナーではあるが 食べられている!
ヨーロッパから伝わってきた調理法がある以上、蒲焼は選択肢の一つに過ぎないッ!!」

バギィッ!

森崎「ぐふぁっ!?」



意外な方面からの反撃におもわずよろめく森崎。当然そんな隙を見逃すザガロではない。

ザガロ「そもそも貴様自身が言ったではないか、蒸してから焼く関東流と蒸さずに
そのまま焼く関西流があると! 前者は食感が柔らかくなる以上に脂が抜けると言う
重大な効果がある!これによりヨーロッパウナギのしつこさも解消されるのだ!」

ドガーン!

森崎「あああっ…!」

ザガロ「確かにヨーロッパウナギはニホンウナギ独特の風味は無いかも知れん。
だが淡白=悪では無い! あれだけ薄味の白身魚を重宝する日本人の貴様が
そう決め付けている時点で矛盾しているのだ! 淡白なヨーロッパウナギだからこそ
焼き加減とタレの調味をより活かす事も出来る! ニホンウナギにしか出せない味だと?
ヨーロッパウナギにしか出せない味を考慮しない時点で笑止千万だぁあああ!!」

ズガガガガァーンッ!!

森崎「ふっ…がぁあああ…」

ガタッ…

先程のマシンガントークを物ともしないザガロの熱弁の直撃を食らった森崎はよろめき片ひざをついた。
それでも必死に顔を上に向ける彼にザガロの勝ち誇った視線が降り注ぐ。

ザガロ「まだまだだな、モリサキとやら!ハーッハッハッハッハッハッ!!」

森崎「ぐぐぐぐぐぐ…お、おのれぇええ…」



ネイ「…なあ、何の話かさっぱり分かんないんだけど」

トニーニョ「考えたら負けだ。そう思っとけ…」

サトルステギ「えっ?えっ?何が起きたの今?」

ディウセウ「(ウナギの事ォ喋ってるザガロに何言っても無駄だかんなァ)」

賀茂「ぬぅうう、あそこまで和食に通じているブラジル人がいるとは!」

陽子「ここ、笑う所ですか?」

翼「…なんで俺、もっとまともな宿敵を持てなかったんだろう…」

ストラット「(そう言えばジノもロリコンだったな。GKって変人がお約束なんだろうか?)」

*森崎のザガロに対する感情が(鰻の強敵)に進化?しました。
*ザガロの森崎に対する感情が(未熟者)になりました。



ちなみにフラメンゴ対コリンチャンスの試合はカルロスのハットトリックでフラメンゴが3-0で勝った。

ジェトーリオ「なんだか観客の盛り上がりが少なかったね?」

カルロス「俺たちが勝って当然、と思われていたんじゃないか?」

サンタマリア「なんだか他にも理由があった様な気がする…」



大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
11点 カルロス
9点 ストラット
6点 翼
4点 サトルステギ、ザガロ
3点 マウリシオ
2点 トニーニョ、ダ・シルバ、サンタマリア、ジェトーリオ
1点 アマラウ、ジウ

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
8アシスト サンタマリア
6アシスト 翼
4アシスト バビントン
2アシスト ネイ、ジェトーリオ
1アシスト リンコン、プラトン、オルヘス、カルロス、マウリシオ、リベリオ



~パルメイラス控え室~

森崎「くそっ、ザガロの奴め!試合では目に物を見せてやるぜ!」

エベルトン「ン?やる気が出ているじゃないか。結構結構」

パルメイラスメンバー『………』

その日、試合開始を目前に控えたパルメイラスの控え室は珍妙な雰囲気に包まれていた。
言い負かされた事でザガロへの対抗意識が生まれた森崎が一人気合を入れていたが、
その原因の意味不明なやり取りを見なかった事にしたい他のメンバーが喋る気になれなかったのだ。
ただ一人事情を知らないエベルトンだけはそんな森崎を見て上機嫌にミーティングを始めた。

エベルトン「よーし、よく聞け野郎ども!今日のスタメンとフォーメーションはグレミオ戦と同じだ!
いいか、こっからはレベルの違うチームが相手だ!予選と違って一回負けたらそれっきりだからな、
覚悟してかかれ!」

パルメイラスメンバー『サーッ!!』

エベルトン「サントスはなんと言ってもFWのザガロとDFのディウセウの二枚看板のチームだ。
共に凄まじいパワープレイヤーだが、だからと言ってテクニックやスピードが無い訳じゃないから
勘違いすんなよ! 奴らの攻撃パターンはザガロの強引な中央突破が主で、サイドアタックは
あまり仕掛けてこない。 ただしMFのリベリオが地味にパスワークでの突破も挑んでくるから
中盤はサボるんじゃねえぞ!」

トニーニョ「分かりました」
ネイ「あいあい」
ゲレーロ「はい」
リンコン「分かってますよ」

エベルトン「厄介なのがこっちが攻める時だ。予選リーグでは大した敵が居なかったから
目立っていなかったが、 ディウセウの守備力は相当なモンだ。俺の見立てでは今大会の
最優秀DFに選ばれる可能性大だ。 こいつをなんとかしなくっちゃ点が取れない。
ただ闇雲に攻めるよりも何か方針を決めた方が良いぞ」

森崎「(ん、攻撃の方針か…)」

A 「監督、サトルステギにガンガンセンタリングを上げましょう」
B 「監督、ネイのドリブル突破を多用していきましょう」
C 「監督、トニーニョのミドルシュートを活用していきましょう」
>D 「監督、主力を囮に使って伏兵で点を狙いましょう」
E 別に何も言わなくても良いかな。黙っていよう。



トニーニョ「む…」

エベルトン「伏兵だと?」

森崎「はい。いくらディウセウが手ごわいと言っても一人は一人。ゴール前に
へばりついていたとしても全ての 攻撃手段に完璧に対処する事は無理です。
手数を多くして攻めればリスクを犯さず崩せる筈です」

オルヘス「(えっ、じゃあ俺たちの活躍のチャンスが増えるって事か?)」
ゲレーロ「(悪くない…)」
リンコン「(おおっ!?監督、頼む!この作戦に乗ってくれ!)」

森崎はかつて南葛中でそうした様に既存の主力選手以外の戦力を見出そうとしていた。
これは彼に取って自分を信頼する手駒を増やす為の常套手段でもある。
事実サトルステギ達に活躍を奪われがちなオルヘス、ゲレーロ、リンコンの3人は
期待の視線をエベルトンに向け始めた。

エベルトン「ふん…悪い手じゃねえな。よっしゃ、とりあえずはやってみろ」

森崎「はい(ムフフ、ちょろいモンよ)」

サトルステギ「え~、でも囮なんて俺どうしたら良いか…」



森崎「普通にPA内のどっちか側でシュート狙ってりゃ良いんだよ。それで敵の注意は十分引かれる」

彼らの願いが叶い、エベルトンは森崎の提案を快諾した。一方囮をしろと言われた側のネイと
トニーニョは 一瞬顔を見合わせたものの特に抗議はしてこなかったが、唯一サトルステギだけは
戸惑いの声を上げた。 それ自体はすぐに森崎が口八丁で納得させたが、次のサトルステギの
一言が思わぬ副作用を生んだ。

サトルステギ「何時も通りで良いのか?それならオッケー。
どうせこぼれ玉をねじこんじゃえば良いんだしな!」

カチン!

オルヘス「(こいつ…俺たちじゃダメだって決めてかかってるな?)」
ゲレーロ「(ナメられたな)」
リンコン「(にゃろう、必殺シュートだけがサッカーじゃねーぞ!)」

パルメイラス攻撃陣の日陰者達が微弱ながら負の闘志を燃やし始めたのである。

森崎「(ん?おお、サトルステギの奴睨まれてやがる。これは上手く利用すれば…クックック…)」

エベルトン「よーし、作戦は以上だ!サントスをぶちのめしてこい!」

パルメイラスメンバー『サーッ!』

*オルヘス、ゲレーロ、リンコンのサトルステギに対する感情が(調子に乗るなよ)になりました。



数分後、両チームの選手達が入場し始めスタジアムは興奮の坩堝に包まれた。

放送「さあ選手達が登場してきました!本日の2試合目、パルメイラス対サントスが間も無く開始します!
共に強豪とされながら予選グループではいまいち振るわなかったチーム同士の対決ですが、
決勝トーナメントでは どの様な姿を見せてくれるのでしょうか?白のユニフォームのサントスから
解説していきましょう! 先頭を歩くのはキャプテンのディウセウくん!豪傑と言うに相応しい逞しく
強靭なディフェンス力を持つスイーパーです! 来年我が国で開催されるワールドユースでも
ブラジル代表としてその豪快なプレイを披露して欲しい所! そして彼に続くのはサントスのエース、
ザガロくん!予選ではいきなりレッドカードを獲得しカードコレクターの汚名を リオ州に
広めてしまいましたが、復帰した途端に1試合で4ゴール!トラブルに見合うストライカーと
言えるでしょう。 今日の試合は一体何点奪えるのか、そして得点王争いに一矢追い撃つ事が
出来るのかが注目です」

観客「ザガロ!今日は退場するなよーっ!」「しっかり守れよディウセウーっ!」
「パルメイラスなんかにてこずるなよ!」

ザガロ「ケッ、うるせえ奴らだ。そう何度も退場して堪るか」

ディウセウ「頼むぜ~、ホント。おめえ抜きじゃ無理がありすぎさ」

放送「対するパルメイラスは鮮やかな緑のユニフォーム。この世代屈指の名ドリブラーネイくん、
ドライブシュートを自由自在に操るトニーニョくん、そして文字通り爆発的なヘディングを放つ
サトルステギくん! 予選でグレミオを3-0と一蹴した優れた攻撃力を持つチームですが、
その後は上記の3人が揃って不調となり あまり得点は稼げていません。大会で1、2を争う
DFディウセウくんが居るサントスに勝つには彼らの奮闘が不可欠でしょう」

観客「キャーーー!ネイーーーッ!!」「しっかりしろトニーニョ!
お前はパルメイラスの心臓なんだぞ!」 「サトルステギー、今日こそハットトリックしやがれよーっ!」
「モリサキー!ザガロのシュートに気をつけろー!」

森崎「おいおい、俺の事は無視かよアナウンサー?不勉強にも程があるぜ」

放送による実況が両チームを紹介し、それに観客が一部野次混じりの歓声で答える。
だがこの時パルメイラスの紹介で触れられたのはトニーニョ達攻撃陣だけであり、
森崎に関しての言及は無かった。 そう、この時点では森崎は知る人ぞ知る存在でしかなかったのだ。

賀茂「森崎のブラジルでの知名度はイマイチなんだな」

陽子「今日からは目立つチャンスが目白押しですよ。むしろ目立たないと負けちゃいますし」

カルロス「いい加減奴の実力を見ておきたいな…」

翼「(こんな所で負けるんじゃないぞ、森崎)」

そして両チームのキャプテンがセンターサークルに集い、コイントスを行った。
-----------------------------------------------------------------------------
ダイヤかハートでパルメイラスからキックオフ、スペードかクラブでサントスからキックオフです。
JOKERだとコインの縁で着地します。

コイントス→  クラブ4

スペードかクラブでサントスからキックオフです。
-----------------------------------------------------------------------------
放送「コイントスによりサントスがキックオフ権を獲得した模様です。これはいきなり速攻を
仕掛けてくるかも知れません」

ディウセウ「よっしゃー!ラッキー!」

森崎「(コイントスで勝った位でそんなに喜ぶなよ。しかし見れば見る程毒々しいピンク色の頭だ…)」

ディウセウ「オッス、オラディウセウ!良い試合にしよーぜ!」

森崎「(しかも馴れ馴れしい奴だ。どうしようかな)」

A 「ああ、よろしく。正々堂々と戦おう」表面だけでも取り繕っておく。
B 「いや、良い試合にはならない。一方的にこっちが勝つからな」牽制する。
C 「どーせまたそっちの問題児がカードで一発退場じゃねえの?」挑発する。
>D 「それよりなんでお前の頭、そんな色してるんだ?」話を逸らす。



森崎「(よし、ここは突っ込みを入れて相手のペースを乱そう)それよりなんでお前の頭、
そんな色してるんだ?」

ディウセウ「なんでって…染めたからだよ」

森崎「方法じゃない、理由だ理由」



ディウセウ「理由?そりゃおめえ、 か わ い い か ら だよ。ヘヘヘ…」



森崎「…は?かわいい?」

予期せぬ答えに固まる森崎に構わずディウセウは上機嫌な笑顔で語り続ける。

ディウセウ「そだろ?だってピンクってさー、すげーかわいいじゃん。オラピンクが大好きなんだ!」

森崎「(いや、かわいくないからお前は!むしろ気持ち悪いから!)」

想像してみて欲しい、推定約190cm100kg強の筋肉達磨がいかめしい顔を子供の様に
ほころばせながらしきりに自分のピンクの頭髪を指差すのを。この時の森崎同様たちまち吐き気を
覚えるのではなかろうか。 直後に同様に気分が悪くなった審判が試合開始を促してくれたのは
彼にとって不幸中の幸いだった事であろう。

*森崎のディウセウに対する感情が(気持ち悪い)になりました。




初音「皆さんお久しぶり!塩田初音です!グレミオ戦は予想以上の楽勝になっちゃったけど、
サントス戦はマトモな試合になる…かしら?ちょっと不安があるけど、熱戦に期待ね!
それじゃ、両チームのフォーメーションとスタメンを発表しておくわ!」

パルメイラス 4-4-2
-⑪-⑨- ⑪オルヘス ⑨サトルステギ
-----
⑥---⑦ ⑥リンコン ⑦ゲレーロ
-⑩-⑧- ⑩トニーニョ ⑧ネイ
-----
②---③ ②ミラ ③ブランコ
-④-⑤- ④キーガン ⑤アレクセイ
--①-- ①森崎

サントス 4-3-3
--⑨-- ⑨ザガロ
⑪---⑦ ⑪サラレギ ⑦パエス
-----
⑥-⑩-⑧ ⑥アドリアン ⑩リベリオ ⑧フィーリョ
-----
--⑤-- ⑤ディウセウ
②-④-③ ②モンソン ④ペルシー ③グスタポ
--①-- ①マズルカ

初音「FW、MF、DFそれぞれに主力が居て縦のラインがしっかり出来ているから結構手ごわいわよ。
相手の強みをしっかり防ぎ、弱みを上手く突く事が重要になってくるわ。日向くんの怖さを思い出せば、
ザガロくんがいかに強いかは良く分かる筈よ。実はそれ以上にディウセウくんが厄介かも知れないけどね…
あ、味方のガッツと感情値は前回と同じ。一応表記しておくわね」

残り/最大
700/700 オルヘス
850/850 トニーニョ
800/800 サトルステギ
850/850 ネイ
700/700 ゲレーロ
700/700 リンコン
700/700 アレクセイ
700/700 キーガン
700/700 ブランコ
700/700 ミラ
835/835 森崎

-------------------------------------------
☆現在のキャプテン候補に対する各選手感情値☆
森崎 || トニニョ || 名前
-- ++ -- ++ --
+ 2 || + 1 || オルヘス
+ 1 || + 1 || サトルステギ
+ 1 || + 4 || ネイ
+ 1 || + 1 || ゲレーロ
+ 1 || ± 0 || リンコン
- 2 || + 2 || アレクセイ
+ 1 || + 1 || キーガン
± 0 || + 1 || ブランコ
± 0 || + 1 || ミラ
-- ++ -- ++ --
  6 ||  12 || 総合
-------------------------------------------
-5~+5まであります。+5で全面的支持、-5で明確な敵意と言う状態です。

初音「チーム力全体で見れば、こっちが有利なのは間違いないわ。頑張って勝ってね!」




ピィイイイイイイイイイイイイイイイ!!

放送「サントスボールからキックオフです!ボールはリベリオくんからザガロくんへ」

ザガロ「フヒヒ…行くぜェ!」

ダダダダッ!

放送「おお~っと、やはりザガロくんいきなり中央突破を狙ってきました!実に彼らしい!」

ディウセウ「あいつは好き勝手にやらせるのが一番だかんな。頼むぞ~」

ネイ「早速お出ましか!」

トニーニョ「望む所だ!」

放送「当然中央に陣取るパルメイラスコンビが撃墜に行きます!
試合開始直後のペース争いが始まりました!」
-----------------------------------------------------------------------------
MAX【攻撃側】-MAX【守備側】
≧2→ザガロ、ドリブル突破。
=1、0、-1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(リベリオがフォロー)(中盤でのボール争いに)(リンコンがフォロー)
≦-2→パルメイラスボールに。

【テンプレに載っているルール以外の補足・補正・備考】
ザガロのマークがダイヤかハートで「強引なドリブル(+2、吹っ飛び係数2)」が発動します。

ザガロ→  スペードK  ドリブル 69+(カードの数値)=82
ネイ-> スペード10  タックル 68+(カードの数値)+(人数補正+1)=79
トニーニョ-> スペード3  タックル 68+(カードの数値)+(人数補正+1)=72

MAX【攻撃側】-MAX【守備側】≧2→ザガロ、ドリブル突破。
-----------------------------------------------------------------------------
ネイ「(こいつは力任せな突破が得意なんだ!)」

トニーニョ「(パワー負けしない瞬間を見切れば…)」

ネイとトニーニョは敵と自分のプレイスタイルの差を利用しザガロを出し抜くつもりだった。

シュバババッ!ダッ!

だが、ザガロの方が一枚上を行っていた。

ザガロ「あばよ、自称テクニシャンども!」

ネイ・トニーニョ『なにィ!?』

放送「ザガロくん突破!素早いシザーズの連発でネイくんとトニーニョくんを上手く惑わしました!」

賀茂「一つの分野を警戒しすぎてその他の面でやられる。よくある話だな」

放送「いきなり中盤の要二人が抜かれてしまったパルメイラス、早くもピンチだ!
このままザガロくんが先制点を上げるのか?」

森崎「アナウンサーの野郎…あの二人が抜かれたからってどうだって言うんだ!」

>A 「PA内を固めろ!ミドルシュートなんかガンガン撃たせて良い!」
B 「アレクセイとキーガンで止めに行け!ブランコとミラはフォローだ!」
C 「DFライン上がれっ!PA内に進入させる前に止めるんだ!」
D 「DFライン上がれっ!4人がかりで時間をかせぐんだ!」
E 別に指示は出さなくっても良いか。ふがいないDFを助けて恩を売ろう。



ブランコ「えっ?」

ミラ「マジ!?」

アレクセイ「何言ってやがる、早く奪わないと…!」

キーガン「わ、分かった!」

ブランコ、ミラ、そしてアレクセイは森崎の指示に戸惑いを見せた。ザガロのシュートの強力さを
警戒していた彼らは今正に 「撃たれる前に止めなくては!」と意気込んでいたので、
それと正反対の森崎の指示で混乱したのだ。 唯一、ブロックを得意としているキーガンのみは
元々PA内で待ち構えているつもりだったので反応が間に合った。

そしてなにより、ザガロ本人がさっさと派手なミドルシュートを決めるつもりだったのが幸いした。

ザガロ「くくく…慌てろ慌てろ!そして吹っ飛べェ!」

グワアアッ!

放送「ザガロくんゴール正面25mで大きく足を振りかぶったァ!必殺のダブルイールが
火を吹こうとしています! パルメイラスはDFの寄せが遅くて阻止できそうにない!
この連携ミスは失点と言うコストになりそうだ!」

翼「いや…違う。わざとミドルシュートを撃たせるのは森崎の常套手段だ」

森崎「(チッ、DFどもがトロいぜ…だがそんなの関係ねェ!)」

A がんばりダイビング (カードの数字に固定で+8します。) ガッツ消費150
>B がんばりセービング・改 (カードの数字に固定で+10します。) ガッツ消費200
C パンチング (カードの数字に固定で+4します。)  ガッツ消費80
D キャッチング (カードの数字に固定で+2します。) ガッツ消費40



ザガロ「俺様のダブルイールを食らいやがれ!ぬぉおおおお~~~!!」

バッグォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!

森崎「見ていろ…森崎有三の名を忘れられなくしてやる!」

キーガン「(そ、想像以上に凄い勢いだ…!)」

バッ!バッ!
-----------------------------------------------------------------------------
MAX【攻撃側】-MAX【守備側】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4~2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、-1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ゴールバーを超え、サントスの右CKに)(アレクセイがフォロー)(ミラがフォロー)
≦-2→パルメイラスボールに。

【シューター】-【キーパー】
≧2→ザガロのダブルイールがパルメイラスゴールに突き刺さる!
=1、0、-1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(リベリオがフォロー)(ゴールラインを割り、サントスの右CKに)(アレクセイがフォロー)
≦-2→森崎、キャッチ成功。

【テンプレに載っているルール以外の補足・補正・備考】
ザガロのダブルイールには係数2の吹っ飛ばし属性がついています。
キーガンのマークがダイヤで「ダイビングブロック(+4&ガッツ100消費)」が発動します。

ザガロ ダブルイール 77+( ハート6 )+(ブロック効果-1)=82
キーガン ブロック 68+( クラブQ )=80
森崎 がんばりセービング・改 80+( スペード5 )=85

MAX【攻撃側】-MAX【守備側】=4~2→シュートは放たれた。
しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
【シューター】-【キーパー】≦-2→森崎、キャッチ成功。
-----------------------------------------------------------------------------
ギュイギュイギュイギュィイイイイイイイ!!

ザガロの必殺シュート、ダブルイール。それは二つに分裂した様に見えるほど激しくぶれるボールが
グイグイと蛇の様な軌道を描くシュートである。これだけ聞くとテクニカル系のシュートに思えるが、
それは大きな誤りである。

ドッガァッ!

キーガン「ぐわああっ!?」

ブレながら奇妙な軌道を描くだけでも防ぎにくいのに、更にこのシュートは並外れたスピードと威力を
兼ね揃えているのだ。 果敢に飛び込んだキーガンはわずかに勢いを弱める事しか出来ず
吹っ飛ばされたが、ほぼ全ての観客が それは当然の光景だと受け入れていた。
そしてその後ろの日本人GKも同じ運命を辿るだろうと考えていた。

ただ一人、翼だけは冷めた目で眺めていた。

翼「(中々強力なシュートだ。だけど…)」

グォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!

ガシイッ!

ザガロ「な…なにィ!?」

ディウセウ「おおおっ!?」

翼「(本気の森崎からゴールを奪うには、ちょっと役不足だな)」



放送「キーガンくん吹っ飛ばされた!そして森崎くん…も…えっ?
ふ、吹っ飛ばされていない!キャッチしたァ!?」

観客「やったァ!先制ゴー…あれっ?」「お、おい…止めてるぞ」
「ダブルイールをキャッチした…マジかよ!?」

賀茂「なるほど。まああれくらいはやってくれなくっちゃな」

陽子「お客さんびっくりしてますね~」

カルロス「ほう…」

メオン「ば、バカな!ダブルイールは俺でも2回に1回程度しか防げない程のシュートなのに…!」

実況と観客の大半が自分達の予想外の光景に呆然とざわめく中、森崎はゆっくりと立ち上がった。
両手にしっかりと掴んだボールと共に。

森崎「(結構しびれたな…だが取ったモンは取ったモンだ)」

放送「ふ…防ぎました!いままで数多のGKを屈服させてきた
ザガロくんのダブルイールを 完全にキャッチしてしまいました!
パルメイラスキャプテンのGK森崎くん、予期せぬスーパープレイです!!」

ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

観客「冗談だろ!ダブルイールをあんなにあっさり止めるなんて何者だ?」
「マグレだ!マグレに決まってる!」

森崎ガッツ:835→635

森崎の支持率:47→49



ザガロ「ば、バカな…俺のダブルイールが、何故…」

絶対の自信を持って放ったダブルイールがいともあっさりと防がれた事でザガロは
明らかにショックを受けていた。 当然そんな動揺や弱みを見逃す森崎では無い。

森崎「フッ…」

>A 「これが”うな重”シュートだァ?笑わせてくれるぜ!」ザガロの激怒を狙う。
B 「今度はこっちの番だ!一点奪ってこい!」トニーニョに向けてロングキック。
C 「さあじっくり攻めろ!まずは主導権を奪うんだ!」ミラに向けてパス。
D 「ハッハッハー!俺が森崎有三だ!」しょっぱなからオーバーラップしてやるぜ!



ザガロ「なにィ!」

森崎「あれだけ鰻の事を語る割に、お前自身の鰻は大した事無いな!フハハハ!」

ザガロ「このっ…野郎!」

森崎「そーれ、反撃してきやがれ!」

ボムッ!

挑発されて予想通りの反応を示すザガロを尻目に森崎はボールを蹴ってミラにつなげた。
ボールはそこからリンコンを経由した後トニーニョに渡る。

トニーニョ「とりあえずはモリサキのナイスセーブを喜んでおくか…ネイ!」

ネイ「分かってる!何時でも良いぜ!」

パンッ!ダダッ!パンッ!ダダッ!

フィーリョ「来たか!」

アドリアン「そのパターンは予習済だぜ!」

放送「トニーニョくんネイくんパスを出した!ネイくんこれを…リターン!パルメイラスコンビが
連続ワンツーで突破を狙います! しかしサントスもしっかり迎え撃つ準備が出来ていたらしく、
リベリオくんフィーリョくんアドリアンくんの3人が向かっていく!」
-----------------------------------------------------------------------------
MAX【攻撃側】-MAX【守備側】
≧2→トニーニョ、突破成功。
=1、0、-1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ゲレーロがフォロー)(リンコンがフォロー)(ディウセウがフォロー)
≦-2→サントスボールに。

トニーニョ パルメイラスコンビ 71+( ハートA )=72
ネイ パルメイラスコンビ 71+( ハート10 )=81
リベリオ パスカット 68+( クラブA )+(人数補正+1)=70
フィーリョ パスカット 66+( ダイヤ7 )+(人数補正+1)=74
アドリアン パスカット 66+( ダイヤ6 )+(人数補正+1)=73

MAX【攻撃側】-MAX【守備側】≧2→トニーニョ、突破成功。
-----------------------------------------------------------------------------
パンッ!ダダッ!パンッ!ダダッ!

フィーリョ「は…速い!」

アドリアン「こんな筈じゃあ…」

放送「トニーニョくん達の速攻が成功!今度はサントスが中央突破を仕掛けられました!」

ディウセウ「よーし、オラ達の出番だ!しっかり守るぞォ!」

サントスメンバー『おう!』

放送「しかしサントスの守備体勢も磐石!ディウセウくんを中心にしっかり待ち構えています。
トニーニョくんここは得意のドライブシュートで行くか、それともサイドからセンタリングを上げるか!」

トニーニョ「(やはりその2パターンが予想されているな…これをしっかり予測していたと言う点では
モリサキの作戦は評価出来る。後は誰に任せるかだが…さし当たってはオルヘスだな)」

グワッ!

ディウセウ「(ドライブシュート…にしちゃ振りが小っせぇ!?)」

バコォンッ!

サントスメンバー「うっ…」「サトルステギへのフィードじゃないのか!?」

放送「トニーニョくんパス!これは…サトルステギくんではなくオルヘスくんへ向けたスルーパスだ!」

グスタポ「くっ、そう簡単に!」
-----------------------------------------------------------------------------
MAX【攻撃側】-MAX【守備側】
≧2→オルヘス、パスキャッチ。
=1、0、-1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ゴールラインを割り、パルメイラスの左CKに)(サトルステギとペルシーがせりあいに)
(ディウセウがフォロー)
≦-2→サントスボールに。

トニーニョ パス 69+( ハート2 )=71
グスタポ パスカット 66+( JOKER )=81

MAX【攻撃側】-MAX【守備側】≦-2→サントスボールに。
-----------------------------------------------------------------------------
グスタポ「(ん?なんだこのパス…)緩いぜっ!」

ダダッ、バシッ!

トニーニョ「うっ!?」

放送「グスタポくんボールを取った!トニーニョくんのスルーパスは通りませんでした!」

オルヘス「あ、あれ?」

森崎「何やってやがるトニーニョ!」

ディウセウ「なーんだ、たすかったァ」

グスタポ「(よし、一気にザガロ…は流石に無理か)フィーリョ!」

バコッ!

リンコン「おおっと、そうは行くか!」
-----------------------------------------------------------------------------
MAX【攻撃側】-MAX【守備側】
≧2→フィーリョ、パスキャッチ。
=1、0、-1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(サイドラインを割り、サントスのスローインに)(ディウセウがフォロー)
(オルヘスとペルシーがせりあいに)
≦-2→パルメイラスボールに。

グスタポ パス 64+( ハート7 )=71
リンコン パスカット 66+( ハート8 )=74

MAX【攻撃側】-MAX【守備側】≦-2→パルメイラスボールに。
-----------------------------------------------------------------------------
バシッ!

グスタポ「あっ!」

放送「しかしグスタポくんのクリアはリンコンくんがカット!パルメイラスの攻撃はまだ続きます!」

リンコン「よし、今度こそ…ゲッ!?」

ダダダダッ!

ディウセウ「へへー、そろそろオラにもやらせてくれよな!」

放送「だがここでディウセウくんがリンコンくんに向かって走った!
思い切ってここでボールを奪い返すつもりの様です!」

リンコン「このっ…やらせてたまるかよ!」
-----------------------------------------------------------------------------
MAX【攻撃側】-MAX【守備側】
≧2→リンコン、ドリブル突破。
=1、0、-1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ネイがフォロー)(トニーニョがフォロー)(アドリアンがフォロー)
≦-2→サントスボールに。

【テンプレに載っているルール以外の補足・補正・備考】
リンコンのマークがダイヤで「強引なドリブル(+2&吹っ飛び係数2)」が発動します。
ディウセウのマークがダイヤかハートで「パワータックル(+2&吹っ飛び係数2)」が発動します。

リンコン ドリブル 66+( スペード8 )=74
ディウセウ タックル 68+( ハート6 )+(パワータックル+2)=76

MAX【攻撃側】-MAX【守備側】≦-2→サントスボールに。
-----------------------------------------------------------------------------
リンコン「(体格差を考慮すれば、スピードとテクニックなら俺の方が…)」

バババッ!

リンコンはパワー勝負を挑むのは危険と見て、素早くいくつかのフェイントをかけた。

ズザザザーッ!ドガアッ!!

だがディウセウは彼の動きに惑わされる事無く、彼の想像を上回るスピードでタックルを繰り出し、
そして彼の予想通りのパワーでリンコンを吹き飛ばした。

リンコン「ぐわあっ!!」

ディウセウ「へへー、ワクワクしてきたぞ」

放送「ディウセウくんのパワーディフェンス炸裂!リンコンくん成す術も無く吹き飛ばされてしまいました!」

ネイ「(ふ~ん?でもあの程度なら俺なら…)」

トニーニョ「まだだ!」

ディウセウ「おっ…でもわりぃな。ここで奪われちまったらいけねぇんだ」

バムッ!

トニーニョ「ちっ」

ディウセウはトニーニョが駆け寄る前にボールを手放し、左サイドバックのモンソンに繋げた。
トニーニョも深追いは無意味だと判断したのか自陣に戻って守備を始める。それが合図になったのか、
その後数分間両チームはサントス陣内浅目の位置で小競り合いを繰り広げた。

放送「前半14分、序盤の速攻の応酬の後は落ち着いた展開となっております。
中盤で勝るパルメイラスが侵攻を許していませんが、サントスも辛抱強く隙を窺っています。
この膠着状態を先に打ち破るのはどちらのチームでしょうか?」

ザガロ「てめえら何をモタモタしてやがる!さっさと俺にボールを寄越せ!」

サントスメンバー「(そうしたいのはやまやまだけど…)」「(中々パスコースが開かないんだよ!)」

森崎「退屈な展開になってきたな。このままならいずれボールは奪えるかも知れんが…」

A 「相手が怯んでいる時こそチャンスだ!積極的にボールを奪いに行け!」
B 「このままで良い!相手が焦れて雑になるまで待て!」
C 「とにかくザガロにだけは渡すな!それ以外の奴らなら怖くもなんともない!」
D よし、俺がオーバーラップしてボール争いに参加しちゃうぜ!
>E よし、今のうちに超モリサキモードを発動させておくぜ!



森崎「備えあれば憂いなし…ってな。うぉおおおおっ!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…ピカァン!

超モリサキ「よーし、これで何が来ても大丈夫だぜ!」

超モリサキがゴール前で気合を入れている頃、前線では依然として両軍の鍔迫り合いが続いていた。

放送「ここでサントスはリベリオくんにボールを渡しました!そしてリベリオくんドリブル開始!
対するパルメイラスはネイくんが向かっていきました!」

トニーニョ「(頼むぞネイ。俺はパスコース封じで迂闊に動けん)」

ネイ「そろそろこっちに攻撃させろって!」
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MAX【攻撃側】-MAX【守備側】
≧2→リベリオ、ドリブル突破。
=1、0、-1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(フィーリョがフォロー)(アドリアンがフォロー)(ゲレーロがフォロー)
≦-2→パルメイラスボールに。

リベリオ ドリブル 69+( クラブQ )=81
ネイ タックル 68+( ハート8 )=76

MAX【攻撃側】-MAX【守備側】≧2→リベリオ、ドリブル突破。
-----------------------------------------------------------------------------
シュッ…ヒュッ!

ネイ「チッ!」

放送「リベリオくんかわした!これはサントスが中盤に置けるアドバンテージを握るきっかけになりそうだ!」

ディウセウ「おーっしいいぞォリベリオ!ここで攻めるんだ!」

ディウセウの指示通りリベリオはネイを抜き去った後パルメイラス陣内に攻め入った。
しかし相変わらずトニーニョはザガロへのパスコースを塞いでおり、彼を突破したとしても
パルメイラスのDFが何時でもザガロを囲みこめる様に準備を固めている。
これを見て中央突破はリスクが高いと判断したか、リベリオは左ウィングのサラレギにパスを出した。

バコッ!

放送「リベリオくんここでサイドアタックを仕掛けます!
ボールを受けたサラレギくん、サイドを突破出来るか!」

サラレギ「ザガロとリベリオだけがサントスじゃないぜ!」

ブランコ「(なんか親近感抱くセリフだなー)」
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MAX【攻撃側】-MAX【守備側】
≧2→サラレギ、ドリブル突破。
=1、0、-1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ゴールラインを割り、サントスの左CKに)(サイドラインを割り、サントスのスローインに)
(アレクセイがフォロー)
≦-2→パルメイラスボールに。

サラレギ ドリブル 66+( スペード4 )=70
ブランコ タックル 66+( スペード2 )=68

MAX【攻撃側】-MAX【守備側】≧2→サラレギ、ドリブル突破。
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ザザッ!

ブランコ「くそっ!」

サラレギ「(あぶねっ)」

放送「サラレギくんかろうじてかわしたっ!これでサントスのサイドアタックが成立しました! ここから
中央のザガロくんに向けてセンタリングを出すのか、それともファーサイドのパエスくんを使うのか?」

ザガロ「さっさと俺に渡せーっ!」

サラレギ「分かってるよ。それっ!」

バコォンッ!

超モリサキ「フン、センタリングか。クリアに向かえそうなのは…トニーニョ、アレクセイ、キーガンの3人か」

超モリサキガッツ:705/835

A 俺も飛び出すぜ!普通にボールを抑えてやる!(消費ガッツ60、高い飛び出し76)
B 俺も飛び出すぜ!三角飛び出しで決まりだ!(消費ガッツ225、高い飛び出し80)
>C ここは飛び出さないで、身構えておこう。



超モリサキ「どれ、ここはどっしりと構えるとするか」

超モリサキは地面を踏みしめ体のバネを溜めた。彼の目の前でザガロがボレーシュートを撃とうとし、
トニーニョ、アレクセイ、キーガンの3人がそれを阻止せんと飛ぶ。

バッ!

ザガロ「おらァッ!くらいやがれ!」

バッ!バッ!バッ!

トニーニョ「(こいつに浮き玉の必殺シュートは無い筈だ…)」
アレクセイ「ナメるなよ!」
キーガン「そんな強引な攻め方では!」

A がんばりダイビング (カードの数字に固定で+8します。) ガッツ消費225
B がんばりセービング・改 (カードの数字に固定で+10します。) ガッツ消費300
>C パンチング (カードの数字に固定で+4します。)  ガッツ消費120
D キャッチング (カードの数字に固定で+2します。) ガッツ消費60



超モリサキ「フフフ…何時でも来い」

超モリサキは拳を握り締め前方を力強く見据えた。
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MAX【攻撃側】-MAX【守備側】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4~2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、-1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(リベリオがフォロー)(パエスがフォロー)(ミラがフォロー)
≦-2→パルメイラスボールに。

【シューター】-【キーパー】
≧2→ザガロのボレーシュートがパルメイラスゴールに突き刺さる!
=1、0、-1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(リベリオがねじこみに)(パエスがフォロー)(ゴールラインを割り、サントスの右CKに)
≦-2→ミラがフォロー。

【テンプレに載っているルール以外の補足・補正・備考】
キーガンのマークがダイヤの場合、「ダイビングブロック(+4&ガッツ100消費)」が発動します。
超モリサキのマークがダイヤの場合、「鋭いパンチング(+3)」が発動します。

ザガロ ボレーシュート 71+( クラブ4 )=75
トニーニョ 低いクリア 71+( スペードK )+(人数補正+1)=85
アレクセイ 低いクリア 67+( ハート8 )+(人数補正+1)=76

MAX【攻撃側】-MAX【守備側】≦-2→パルメイラスボールに。
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あまり綺麗ではないフォームでボレーシュートに行こうとするザガロ。彼がボールに触れる前に
トニーニョは素早い奪取から最短コースで足を突き出し、あっと言う間にボールをクリアした。

ザガロ「な、なにィ!」

トニーニョ「浮き球は俺の得意分野でな」

超モリサキ「ん?なんだあのヘナチョコボレーは。つまんねえの」

ディウセウ「(あっちゃ~、やっぱセンタリングじゃダメだなザガロは)」

*トニーニョにフラグGが立ちました。



放送「トニーニョくん見事なクリア!ザガロくんはシュートを放つ事すら出来ませんでした。
そしてクリアされたこのボールはネイくんが拾いました。パルメイラス、反撃に移れるか?」

ネイ「ん~、このまま攻めるとしたら単独突破だよな。それとも一旦戦線をゆっくり押し戻した方が良いか…」

超モリサキ「ネイに渡ったか。いっちょ指示でも出すかな?」

>A 「ネイ!お前のドリブルテクニックをみせつけてやれ!」
B 「ネイ!同点なんだから焦るな、確実にボールをまわせ!」
C 「ネイ!スルーパスで一気に速攻だァ!」
D いや、別にあいつに指示なんか必要ないか。



ネイ「ん?キャプテンのお墨付きってか。じゃあやるっきゃないね!」

ダダダダッ!

自分好みの指示が出されたネイは機嫌を良くして走り出した。

観客「キャーーー!ネイーーー!」「いっちゃえー!」

放送「ネイくんドリブル開始!パルメイラスが誇るドリブラーが主導権を掴まんとサントスに挑みます!」

ディウセウ「こりゃちっとまずいかな…皆!戻りながらじっくり守ってくれ!リベリオは時間稼ぎを!」

サントスメンバー『おう!』

放送「サントスもディウセウくんの指揮の下守備体勢を整えようとしています。
最初の刺客はリベリオくんだ!」

ネイ「フッ、だんまり野郎が一人っきりじゃ足りないぜ!」
-----------------------------------------------------------------------------
MAX【攻撃側】-MAX【守備側】
≧2→ネイ、一瞬で突破。
=1、0、-1→ネイ、時間がかかりながらも突破。
≦-2→ネイ、突破出来ず時間を浪費。

【テンプレに載っているルール以外の補足・補正・備考】
ネイのマークがダイヤかハートで「消えるフェイント(+4)」が発動します。

ネイ ドリブル 70+( ダイヤQ )+(消えるフェイント+4)=86
リベリオ マーク 67+( ハートA )=68

MAX【攻撃側】-MAX【守備側】≧2→ネイ、一瞬で突破。
-----------------------------------------------------------------------------
ネイ「それっ!」

ガコッ!

ネイはおもむろに体を前に傾けながら両足でボールを挟み込んだ。
見事なまでのヒールリフトのモーションである。
リベリオはすぐさま上を見てボールの位置を捉えようとしたが、ボールは何処にも無かった。

シュンッ!

そしてリベリオが下を向いた時には、ネイの姿も無かった。
リベリオの視線が上に釣られた瞬間に低姿勢のまま走りぬけたのである。

ネイ「いっちょあがり♪」

放送「ネイくんリベリオくんをあっと言う間に抜き去りハーフウェイラインを突破!
サントスこれはまずい! まだ守備体勢が整いきらない内に攻め込まれているぞ!」

ディウセウ「はっぇえな~。よし、おめえらの出番だフィーリョとアドリアン!」

フィーリョ「おう!」

アドリアン「任せろ!」

ネイ「おいおい、たった二人で良いのかい~?」
-----------------------------------------------------------------------------
MAX【攻撃側】-MAX【守備側】
≧2→ネイ、ドリブル突破。
=1、0、-1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ゲレーロがフォロー)(トニーニョがフォロー)(ディウセウがフォロー)
≦-2→サントスボールに。

【テンプレに載っているルール以外の補足・補正・備考】
ネイのマークがダイヤかハートで「消えるフェイント(+4)」が発動します。

ネイ ドリブル 70+( ダイヤ8 )+(消えるフェイント+4)=82
フィーリョ タックル 65+( スペードJ )+(人数補正+1)=77
アドリアン タックル 65+( スペードA )+(人数補正+1)=67

MAX【攻撃側】-MAX【守備側】≧2→ネイ、ドリブル突破。
-----------------------------------------------------------------------------
ガッ!

フィーリョ「(ボールを足ではさんだ!)」

アドリアン「(さっきと同じ手か!)」

ネイは先ほどと同じく足でボールを挟み込み、ヒールリフトの体勢を取った。ついさっきリベリオに使った
同じ手段だと思ったフィーリョとアドリアンは2度も騙されるかと頑なに視線をネイの足元に固定する。

ポンッ…

そしてネイは…本当にかかとでボールを蹴り上げた。小さく、軽く。

フィーリョ「なっ!?」

アドリアン「そう来たか!」

今度こそヒールリフトだ。そう思ったフィーリョとアドリアンは顔を上に向けボールを探した。
しかし彼らの視界にボールは無かった。
ネイは自分の胴体に隠される程度の高さにしかボールを蹴り上げていなかったのだから。

フィーリョ・アドリアン『…あれ?』

ポーン!

そしてネイが自分の後ろに浮き上がったボールをワンテンポ遅れてかかとでもう一度蹴り上げた直後、
フィーリョとアドリアンは再び視線をネイの足元に戻した。勿論そこに彼らが探しているボールは無い。
今正に彼らの頭上を通り越しているのだから。

ネイ「はい、どいてどいて」

フィーリョ「なっ…」

アドリアン「えええっ!?」

彼らがようやくボールをみつけた時、それは既に自分達の後ろに移動したネイの前にあった。

観客「キャーーーッ!ネイ最高ーーー!」「私もう死んでも良いー!」
「ギャルサポうるせー!黙って見てろ!」

放送「ネイくんこれで3人抜き!二段ヒールリフトとも言うのでしょうか、めったにお目にかかれぬ美技を
駆使してフィーリョくんとアドリアンくんを置き去りにしてしまいました!」

アマラウ「へえ。中々厄介な奴だなー」

ドトール「…面白い」

ディウセウ「(すっげェな、ホント。やっぱオラが止めるしかねェか)」

トニーニョ「(流石だ、ネイ)」

ネイ「(さて、後はどーしよっかな?このまま行ったら流石に囲まれるだろうし、囮作戦もあるし…)」
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JOKER→そうだ、わざとディウセウにパスして…ぐふふ♪
ダイヤ→ここで俺の新技炸裂と行こうか!
ハート→いや、俺なら行ける!7人抜きに挑戦だァ!
スペード→作戦通りにオルヘスへのスルーパスだ!
クラブ→作戦通りにゲレーロへ一旦渡そう!

ネイの判断→ クラブ7

クラブ→作戦通りにゲレーロへ一旦渡そう!
-----------------------------------------------------------------------------
ネイ「(上手く行ったらめっけもん程度で、やってみるか)ゲレーロ!」

バシュッ!

放送「ネイくんここで右サイドへパス!コーナー付近に駆け上がったゲレーロくんに渡りました!」

ディウセウ「やっぱセンタリングかァ…オラとモンソンとペルシーでサトルステギを止める!
グスタポはもう一人のFWを頼む!」

モンソン「おう!」
ペルシー「分かった!」
グスタポ「任せろ!」

ゲレーロ「…オルヘス!」

バコォンッ!

オルヘス「よし、来た!」
グスタポ「させるか!」

バッ!バッ!

放送「ゲレーロくんファーサイドへのクロス!オルヘスくんが合わせるが、グスタポくんも競り合う!」

超モリサキ「しめしめ。精々活躍しろよ、オルヘス」
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MAX【攻撃側】-MAX【守備側】
≧2→オルヘス、トラップ成功。GKと一対一へ!
=1、0、-1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(サトルステギがねじこみに)(ゴールラインを割り、パルメイラスの左CKに)(ディウセウがフォロー)
≦-2→サントスボールに。

オルヘス 高いトラップ 67+( スペード8 )=75
グスタポ 高いクリア 67+( クラブ10 )=77

MAX【攻撃側】-MAX【守備側】≦-2→サントスボールに。
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オルヘス「うぉおおっ!」
グスタポ「どりゃあっ!」

ガッ!ガッ!
バーン!

オルヘス「うっ…」

グスタポ「よ、よしっ!」

ディウセウ「よくやったぞ、グスタポ!」

超モリサキ「チッ、何やってんだオルヘスの奴は。折角目をかけてやったのに」

ネイ「(展開は悪くないんだけどなー。やっぱサトルステギに無理やり撃たせた方が良いかな?)」

放送「グスタポくん押し返した!オルヘスくんにボールを渡さず、前線に跳ね返す事に成功!
そしてこのボールはフィーリョくんがフォローしましたが、すぐにリンコンくんに付かれそうです!」

リンコン「そう簡単に攻撃権を渡すかよ!」

フィーリョ「ええい、鬱陶しい!」
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MAX【攻撃側】-MAX【守備側】
≧2→フィーリョ、ドリブル突破。
=1、0、-1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(リベリオがフォロー)(サイドラインを割り、サントスのスローインに)(トニーニョがフォロー)
≦-2→パルメイラスボールに。

フィーリョ ドリブル 66+( クラブ6 )=72
リンコン タックル 66+( ハート2 )=68

MAX【攻撃側】-MAX【守備側】≧2→フィーリョ、ドリブル突破。
-----------------------------------------------------------------------------
ズシャシャシャーッ!

フィーリョ「…甘いっ!」

スカッ!

リンコン「げげげ!?」

バコォン!

放送「フィーリョくんかわしたっ!そしてすぐさまパエスくんに縦のパス!
パルメイラスはやや前がかりで危ないか?」

パエス「今ならパスを通せる筈…ザガロ!」

バシュッ!

ミラ「これを通させる訳には…!」

放送「パエスくん間髪入れずに中央のザガロくんへ向けてパス!しかしミラくんも向かって行った!」
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MAX【攻撃側】-MAX【守備側】
≧2→ザガロ、パスキャッチ。
=1、0、-1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(リベリオがフォロー)(中盤で混戦に)(トニーニョがフォロー)
≦-2→パルメイラスボールに。

パエス パス 65+( クラブ6 )=71
ミラ パスカット 66+( ダイヤ3 )=69

MAX【攻撃側】-MAX【守備側】≧2→ザガロ、パスキャッチ。
-----------------------------------------------------------------------------
ミラ「とどけっ…!」

シュンッ!チッ…
バシッ!

放送「ミラくんとど…かない、かすっただけだ!ボールは軌道を僅かに変えた物の、
結局ザガロくんに届きました!」

カルロス「パルメイラスのフィールダーはどうもネイとトニーニョに頼りすぎの感があるな」

サンタマリア「(うちもあんまり人の台所を笑えないけどな)」

ザガロ「やっとか…やきもきさせやがって!」

超モリサキ「ちっ、どいつもこいつも使えねえ…!」

A 「何やってやがる、早くボールを奪え!」残りのDFを一気に全員ぶつける。
>B 「落ち着け!戻りながら守るんだ!」セオリー通りに守備陣を戻す。
C 「皆戻れ!ここは全員守備の時だ!」攻撃陣も戻して守備力を高める。
D 「役立たずどもめ…もう知るか」あえて指示を出さず自分の見せ場を期待する。



超モリサキ「落ち着け!戻りながら守るんだ!ボールはまだハーフウェイライン付近なんだぞ!」

パルメイラスメンバー『お、おう!』

ザガロにボールが渡った。この事実はパルメイラスのフィールダー達を一瞬だけ慌てさせたが、
すぐさま飛んだ超モリサキの喝が彼らに落ち着きを取り戻させ守備に走らせる。

もっとも、ザガロの方は相手が動揺していようといなかろうと気にしていなかった。
さっきの超モリサキの挑発は見事効果を成していたのだ。

ダダダダッ!

ザガロ「待っていろ生意気な日本人!俺様のダブルイールをたらふく喰わせてやる!」

ディウセウ「(ちっとカッカしすぎてんなー。大丈夫かな?)」

放送「ザガロくん当然の様に単独中央突破を図ります!追いすがるパルメイラス、まず追いつけたのは
アレクセイくんとキーガンくんのセンターバックコンビ!なんとかザガロくんの突進を阻みたい所です!」

アレクセイ「これ以上行かせるか!」

キーガン「うぉおおおっ!」

ザガロ「うぜええ!!」
-----------------------------------------------------------------------------
MAX【攻撃側】-MAX【守備側】
≧2→ザガロ、ドリブル突破。
=1、0、-1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(リベリオがフォロー)(リベリオとトニーニョが競り合いに)(トニーニョがフォロー)
≦-2→パルメイラスボールに。

【テンプレに載っているルール以外の補足・補正・備考】
ザガロのマークがダイヤかハートで「強引なドリブル(+2、吹っ飛び係数2)」が発動します。

ザガロ ドリブル 69+( ダイヤK )+(強引なドリブル+2)=84
アレクセイ タックル 66+( ハート9 )+(人数補正+1)=76
キーガン タックル 66+( クラブ8 )+(人数補正+1)=75

MAX【攻撃側】-MAX【守備側】≧2→ザガロ、ドリブル突破。

*接触プレイで吹き飛ばされた上でクラブの偶数を引いたので、キーガンが負傷します。
-----------------------------------------------------------------------------
アレクセイ・キーガン『止めるぜザガロ!』

ガシイッ!

アレクセイとキーガンはタイミングを合わせつつザガロの前に回りこみ、
それぞれ左足と右足を差し出して交差させてザガロのボールの行く手を阻んだ。
一人ずつではダメでも二人がかりなら、と考えた咄嗟の勇敢な連携である。

ザガロ「ザコは…」

グォオオッ…

アレクセイ「なっ…!」

ザガロ「引っ込んでろォーッ!!」

ドガアアアアッ!!

キーガン「ぐ…わああああっ!!」

バキッ!

ただし、ザガロのパワーの前には蛮勇に過ぎなかった。アレクセイとキーガンはそれぞれ左右に
吹き飛ばされ、 特に上手く倒れられなかったキーガンは右足を地面に叩きつけ人知れず負傷してしまう。

*キーガンの状態が「軽傷LV1(未治療)」になりました。
以後全行動に-1のペナがかかり、負傷率もアップします。



放送「アレクセイくんキーガンくん吹っ飛ばされたァアアアア!!”ディフェンス殺し”の異名の由来を
存分にみせつけるザガロくん、パルメイラスの守備を物ともせずに直進を続けます!」

観客「おおお、流石ザガロ!問題児なだけあるぜ!」「パルメイラスはヤバくなったぞ!」

サンタマリア「あのパワーに正面から挑むのは少し危険だな」

ジェトーリオ「だいじょーぶ、正面からやらなきゃいいんだよ♪」

放送「ザガロくんの強引なドリブルに怯んだか、パルメイラス戻りが遅い!このままではザガロくんが
そのまま森崎くんと一対一に…いや、ここでトニーニョくんが追いついた!PA直前です!」

ザガロ「チッ。鬱陶しいんだよてめェ!」

トニーニョ「お褒めに預かり光栄だ」

ザガロ「だったら…てめえも吹っ飛びやがれ!」

グワアアッ!

トニーニョ「(やはりそう来たか。後はモリサキのセーブに期待だ)」

放送「ザガロくん大きく振りかぶった!再びダブルイールが撃たれる!森崎くん2度目も止められるか?」

超モリサキ「今の俺からその程度のシュートでは!」

A がんばりダイビング (カードの数字に固定で+8します。) ガッツ消費225
B がんばりセービング・改 (カードの数字に固定で+10します。) ガッツ消費300
C パンチング (カードの数字に固定で+4します。)  ガッツ消費120
D キャッチング (カードの数字に固定で+2します。) ガッツ消費60



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